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プレゼント 書評こぼれ話

  今日紹介するのは
  アガサ・クリスティー
  『メソポタミアの殺人』。
  エルキュール・ポアロものの一篇です。
  いつもの
  霜月蒼さんの
  『アガサ・クリスティー完全攻略』によれば
  評価は★★★で、
  「読んで損なし」でした。
  私は結構面白かったですが、
  こんなにうまく殺人が実行できるかなとは
  思いました。
  つまり事件が作られ過ぎているようには
  思いました。
  途中で
  もしかしたらこの人が犯人ではと思った人が
  犯人でした。
  何故わかったかというと
  なんとなくというしかありませんが。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  「オリエント急行殺人事件」の予告もあります                   

 「ミステリの女王」アガサ・クリスティーが1936年に発表した、エルキュール・ポアロが主人公の長編ミステリー。
 タイトルでもわかるようにこの作品の舞台は中近東。そこで古代遺跡の調査をしているチームに事件が起きる。
 チームの隊長の美貌の妻が殺されてしまった。
 疑われたのは、チームのメンバー。美貌の女性だけあって、怪しい男たちに、彼女に敵意を持つ女たち。
 しかも殺された妻には別れたかつての夫から脅迫状も届いていたという。
 そこに偶然来合わせたのが、ポアロ氏。
 いつもながら、ポアロ氏の推理は冴えている。

 この作品を発表する6年前、アガサは若きイギリスの考古学者マックス・マローワンと再婚している。
 マローワンは実際中近東で遺跡の発掘などに携わっているし、彼の影響が色濃くこの作品に反映しているといわれる。
 アガサとマローワンはかなり年の離れた夫婦で、アガサの方が年上であるから、彼女が強く彼に魅かれたのかもしれない。
 そういうエピソードを聞くと、作品は作品独自の評価をすべきだろうが、どうしても作家のプライベートと密接に関わっているということだろう。

 この作品でもっとも面白かったのは、ポアロ氏がこの事件のあと、「シリアに戻り、一週間ほどして、オリエンタル急行で帰国する途中、忽ちまた別の殺人事件に巻きこまれてしまった」と、まるで映画のよくあるような予告がちらりと入るところだ。
 こういうやり方もまた、読者を惹きつけてやまない理由かもしれない。
  
(2020/05/15 投稿)

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