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プレゼント 書評こぼれ話

  昨日紹介した
  沢木耕太郎さんは「ニュージャナリズムの旗手」と
  言われていましたが
  今日紹介する
  柳田邦男さんは
  ノンフィクション作家としては
  沢木耕太郎さんより少し先輩になります。
  1971年に発表した『マッハの恐怖』で
  第3回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞し、
  硬質的な作品を得意とされていました。
  柳田邦男さんのノンフィクションも
  よく読みました。
  今日は
  柳田邦男さんの新しい新書
  『人生の1冊の絵本』を
  紹介します。
  この本が貸し出しを再開した
  さいたま市の図書館から借りた
  再開第1冊めになります。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  絵本は人生に三度                   

 ノンフィクション作家の柳田邦男さんが「大人こそ絵本を」と呼びかけてからもう20年になるという。
 中でも「絵本は人生に三度」というのは、私のようにその時すでに「子育て期」を終えたものにとっても共感を覚えた。ちなみに「三度」というのは、「幼少期」「子育て期」「中高年期」をいう。
 そんな柳田さんは看護専門誌である「看護管理」という雑誌に長年絵本についてのエッセイを連載している。
 この新書はそこに掲載されたなかから53編を編集し、再構成されたものだ。

 一回の連載で何冊かの絵本が紹介されているので、ここで紹介されている絵本は150冊ほどになるという。
 それらは有名な作品もないわけでもないが、比較的新しいものが多い。
 日本の絵本だけでなく、海外のものも数多く紹介されている。
 「子育て期」であれば、子供と一緒に本屋さんを巡るということはあるだろうが、「中高年期」ともなれば、こういう本があると絵本を選ぶ参考にはなるので、ありがたい。
 柳田さんは50歳を過ぎたら、毎日絵本や童話を読むライフスタイルを身につけると、「幼いころの無垢な感性」が取り戻せると書いているが、絵本を読むと、確かに忘れたいたものを思い出すような気がすることがある。

 この本で紹介されている絵本を見ると、絵本の世界がどんなに広いか、よくわかる。
 差別の問題、環境の問題、悲しみのこと喜びのこと、本当にこの世界が絵本で出来ているのではないかと思ってしまうほどだ。
 だとしたら、「人生の1冊の絵本」を見つけるなんてできっこない。
  
(2020/05/21 投稿)

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