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プレゼント 書評こぼれ話

  今日と明日、
  原田マハさんの新作
  『風神雷神』上下巻を二日に分けて
  紹介します。
  まずは、上巻から。
  この本を本屋さんで見つけた時は
  やっぱり目を惹きました。
  誰もが知っているだろう
  日本美術の名品。
  しかも、作者が原田マハさん。
  さらにこれ、歴史小説なんですよね。
  三拍子揃ったというところ。
  これを読んでいると
  大河ドラマになったら面白いだろうにと
  思いました。
  やるなら4Kで。
  美術鑑賞もできます。
  明日は下巻です。
  お楽しみに。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  想像の翼が広がりすぎるくらい                   

 国宝「風神雷神図屏風」は誰もが一度は目にしたことがあるに違いない。
 美術の教科書かもしれないし、日本史かもしれない。
 描いたのは俵屋宗達。戦国時代から江戸初期の画家だが、その詳細はよくわかっていない。
 そんな宗達を主人公にして、「アート小説の旗手」原田マハが歴史小説に挑戦したというのだから、読む前から心が躍る。
 ちなみに上巻の表紙に描かれているのが「雷神」で、裏表紙は「風神」である。下巻はその逆。上下巻2冊並べると、宗達の絵になる。

 その生涯の詳細がわからないから、作家の想像力の翼は大いに広がる。
 宗達の絵に歴史上の別の出来事が合わさる。
 一つは、天正10年(1582年)にローマに派遣された4人の少年たち、すなわち「天正遣欧少年使節」の話。彼らに随行して、俵屋宗達がローマに渡ったという物語。
 もう一つが、狩野永徳が描いたとされる「洛中洛外図」を宗達もともに描いたという物語。
 このエピソードが上巻のメインになっている。

 生年がわかっていない宗達を「天才少年絵師」として描き、そこにあの織田信長を絡ませ、その信長の命により永徳に宗達の絵の技術を添わせる。
 識者にはあまりに大胆な話であろうが、原田さんはあるインタビューで「99.9%、そんなことはなかったに違いないのですが、歴史のなかには必ず0.1%の可能性が残されていますし、そこがフィクションを作る面白さ」と語っている。

 私には原田マハさんの途轍もないファンタジーに思えた。
 下巻はいよいよローマです。
  
(2020/05/22投稿)

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