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プレゼント 書評こぼれ話

  先日の7月31日は
  作家吉村昭さんの忌日、悠遠忌でした。
  亡くなったのは2006年ですから
  もう16年になります。
  私が吉村昭さんの作品を知ったのは
  10代の終わり頃の
  新潮文庫で出た『星への旅』だったと思います。
  なので、半世紀も前のことです。
  こちらが年を重ねるうちに
  吉村昭さんの魅力が増していくように感じます。
  ちょうどいまあたりが
  私にとって吉村昭文学がぴったりくる感じです。
  今日は
  『縁起のいい客』という
  エッセイ集を紹介します。
  これからも吉村昭作品は読んでいこうと思います。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  吉村昭という人間を知る道標                   

 吉村昭さんの著作リストをひも解くと、氏の代表作ともなった『戦艦武蔵』などの記録文学や『桜田門外ノ変』などの歴史小説以外に、エッセイ集も数多く刊行されているのがわかる。
 この『縁起のいい客』は2003年1月に刊行されたもので、2006年7月31日に亡くなった氏の晩年期のエッセイ集といえる。
 晩年期でありながら、氏の筆ののびやかで、特に日常のありのままの一コマを綴ったエッセイでは円熟の技を感じさせてくれる。
 読書が心地いい。

 この本の「あとがき」で、氏はエッセイについてこう書いている。
 「エッセイは、人間を書くことにつきると思っている。(中略)私という人間を書くことにもなる。」
 つまりは、氏のエッセイは作家吉村昭だけでなく、人間吉村昭を知るための道標のような存在といっていい。

 このエッセイ集はいくつか多分連載のようにして、雑誌や新聞に発表してきたもので、特にテーマが統一されたものではない。
 面白かったのは、「エッセイは事実です」というエッセイで、そこではエッセイが創作されたものだと時々言われることに、子供のように憤慨している姿だ。
 それはほかのエッセイにもあって「随筆は、眼で見、耳できいたことを事実そのまま書く」と記したことがある。
 だから、エッセイは吉村昭さんの生の姿を体験できる楽しみといっていい。
  
(2022/08/02 投稿)

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レビュープラス
 花の名前に詳しくないので
 街角で珍しい花を見つけても
 名前がわからなくてくやしい思いをすることが多い。
 この大きな花は
 もしかして芙蓉かな。

  20220719_061904_convert_20220730200613.jpg

 「歳時記」によれば
 芙蓉はアオイ科の落葉低木で初秋の朝開くとあります。

    反橋の小さく見ゆる芙蓉かな        夏目 漱石

 なので、秋の季語。
 今週の日曜(8月7日)は立秋です。

 さて、今年のキュウリ
 ついに念願の100本収穫 できました。
 さすがに後半戦は息切れ状態で、
 写真のような曲がりキュウリが目立ってきました。

  20220729_180246_convert_20220730200312.jpg

 こういうのが出てくると
 そろそろおしまいですよ、というサイン。
 まだ枯れるまでにはなってないので
 もうしばらく水やりをしっかりしておきましょう。

 それでも、順番に片付けを入っていきます。
 その一方でまだ元気なのが
 オクラモロヘイヤ

  20220730_083509_convert_20220730200425.jpg

 ネバネバ系の野菜を食べて
 夏バテ防止です。

 インゲンはサンド(三度)豆の別名どおり
 三回めの種まきをしました。
 サンチュを伐採したあとに
 蒔いた種から芽がでました。

  20220730_085232_convert_20220730200534.jpg

 二度目のインゲンは
 かわいい白い花をつけたところ。

  20220730_084230_convert_20220730200502.jpg

 うまく三度豆になるかどうか。

 夏野菜の収穫も
 こんなに採れるのはおしまいかな。

  20220729_183041_convert_20220730200345.jpg

 そろそろ秋冬野菜の準備もしないと。

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