08/19/2022 あしたから出版社(島田 潤一郎) - アリスの「帰らざる日々」を聴きながら

その代表で、営業担当でもあり、総務担当でもあるのが、島田潤一郎さんだ。
つまり、夏葉社は一人出版社なのだ。
島田さんのこと、夏葉社のことを知ったのは、
8月6日の朝日新聞の土曜別刷りの「フロントランナー」という記事だった。
その中で、2014年に晶文社から刊行された
島田さんの出版社を起こす「甘酸っぱい日々」を綴った『あしたから出版社』という本を知って、
読んでみた。
こんな面白い本が、自分の出版社でなく、他の出版社から出ているのが、もったいないくらい。
でも、そういうあたりが、島田さんの出版に対するまっすぐな思いなのかもしれない。

それまでの島田さんは決して出版業界に詳しかったわけではない。
むしろ、なかなか就職もできない「負け組」の青年だった。
その島田さんが何故出版社をやってみようと決意したか。
仲がよかった従兄の突然の死、それを悲しむ叔父と叔母。
島田さんは二人のために、本をつくってみようと決める。
この『あしたから出版社』には、
島田さんが出版社を始めた経緯や、まだ何者でもなかった20代に出会った人たちのこと、
出版社を立つあげて向き合った本の話など、
もしかしたら、今絶望している人にも勇気を与えてくれるような話がいっぱいだ。

こころを伝える「もの」であるように思える」
島田さんの、そんな言葉にじんときた。

応援よろしくお願いします。
(↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 今日もクリックありがとうございます)


| Home |