11/05/2022 浅丘ルリ子さんの魅力全開の1本! - 映画「憎いあンちくしょう」の話

馬場康夫さんの『この1本! 超人気映画シリーズ、ひとつだけ見るならコレ』は
シリーズものや同じ監督の作品の中から
オススメの1本を紹介する面白い映画ガイドでした。
その中に、
「裕次郎とルリ子のムード・アクション」という章がありました。
裕次郎というのはもちろん石原裕次郎さん、
そしてルリ子というのは浅丘ルリ子さん。
この二人が共演した1963年から67年にかけての日活映画が
「ムード・アクション」と呼ばれています。
何しろ私もまだ幼く、
この作品群はまったく観ていませんでした。
アマゾンプライムでも観られるとあったので
さっそく「この1本!」になっていた
「夜霧よ今夜も有難う」(1967年)を観ました。
それとプログラム・ピクチャー(当時毎週ごとに上映されていた新作映画のこと)の
№1と評価されていた「憎いあンちくしょう」も
立て続けに観ました。
今日はそのうちの一本、「憎いあンちくしょう」の話です。

蔵原惟繕監督作品。
馬場さんの本によれば
「ムード・アクションの雰囲気を先取りした」作品で、
浅丘ルリ子さんの自伝では彼女が一番好きな作品だとか。
石原裕次郎さん演じる主人公は人気DJ、
浅丘ルリ子さんはそのマネージャー。
ただ二人は恋愛関係にあるが、
キスも肉体関係もがまんしているという不思議な関係。
ある時、裕次郎がスケジュールを放り出して
東京から九州までジープを運ぶと言い出したから大騒動となる。
そして、この映画、
日本で初めてのロードムービーといわれるように、
行き先々の当時の街の様子が楽しめるようになっています。

画面には大勢の見物人が映っていて
それもまた楽しい。
この頃はまだ土の道がそこかしこにあったという
この当時の日本の道路事情もわかります。
この映画の魅力は
シャープな映像と切れのいいシナリオで、
フランス映画なんか目じゃないといいたくなります。
そして、なんといっても
浅丘ルリ子さんがめちゃきれい。
この映画の時、22歳ぐらいで、
女優浅丘ルリ子の魅力全開。
彼女のなんとも珍しい下着シーン(しかも62年当時のものですからね)もあって
私なら「この1本!」は「憎いあンちくしょう」だな。

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