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 今日は勤労感謝の日
 昔の新嘗祭が起源といいますから、
 祝日としては年期がはいっています。
 もちろん、冬の季語にもなっていますが、
 言葉としては長いので
 作句をする時は、「句またがり」となる季語です。
 「旅に出て忘れ勤労感謝の日」(鷹羽狩行)のように。
 これなどは、
 坪内稔典さんの『俳句いまむかし』でいえば、
 「むかし」に分類されるかも。
 では、「いま」ならどんな句になるのか。
 『俳句いまむかし みたび』の中に見つけました。
 「バーモンドカレー勤労感謝の日」(塩見恵介
 随分、ちがうものです。

   

 この本はタイトルに「みたび」とあるように、
 『俳句いまむかし』シリーズの3冊目になります。
 初出は毎日新聞に連載されている「季語刻々」で、
 2010年5月からのものから400回分を選んだもの。
 同じ季語で「いま」の句と「むかし」の句を並べ、
 それぞれに稔典さんの短いコラムがつきます。
 選句も味わいがありますが、
 稔典さんのコラムがよくて、これが楽しい。
 ちょうどこの時期、世の中コロナ禍で、そんな中、
 稔典さんはこんなことを書いています・
 「コロナが落ち着いたらしたい、ということがどんどんたまっている。(略)
 行きたい、会いたい、見たい、食べたい、飲みたい、
 そして、存分にしゃべりたい、議論をしたい。

 1944年生まれの坪内稔典さん、まだまだお元気。

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