11/30/2022 トキワ荘青春日記プラスまんが道(藤子不二雄A) - 夢に向かって描け!

今日は藤子不二雄Aさんの
『トキワ荘青春日記プラスまんが道』という本の紹介です。

手塚治虫にあこがれ、漫画家になることを夢見た2人の少年の姿を描いた、
藤子不二雄A(正式には〇の中にA)の代表作だ。
この漫画自体も1970年から2013年にわたって連載誌など変えながらも、
43年という長い歳月をかけて描き続けられたもの。
主人公の2人の名前こそ変えられているが、多くの登場人物は実名のままで、
漫画が「コミック」と呼ばれる以前の昭和30年から40年にかけての
青春漫画となっている。

作者の藤子不二雄Aが残していた当時の日記。
この『トキワ荘青春日記プラスまんが道』は、
藤子不二雄Aこと安孫子素雄さんが富山から上京し、
東京豊島区椎名町にあったトキワ荘というアパートで過ごした
昭和29年から35年までの7年間の日記作品で、
その折々の場面を描いた「まんが道」の絵が収められている。
すでに2度書籍化されているが、「プラスまんが道」という形で
2022年6月あらたに刊行された。

日本の漫画の黎明期といえるもので、
だからこそ今でも「トキワ荘」は多くの漫画ファンにとって
聖地となっている。
そして、そこに登場する仲間たちとの友情だけでなく、
貧しくても何故か明るく生きていく姿に
昭和30年代の日本人の力強さの典型を見ることもできる。
その点でも
貴重な日記文学の一冊といえるだろう。

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