
鹿児島県指宿市の公立図書館の活動を通して
まちの人たちと図書館がどううまくつながっているのかを紹介した
ノンフィクション作品でした。
その中に市の指定管理者として図書館運営に携わった
NPO法人本と人とをつなぐ「そらまめの会」の奮闘する姿が
読者に勇気を与えてくれました。
そこにもたびたび出てきたのが、
その「そらまめの会」の皆さんが編著となった一冊の本、
『私たち図書館やってます!』です。

なので、最近出た猪野千香さんの本の方が、
その後の活動まで書かれているのですが、
この本は「そらまめの会」の人たち自身が実際やってきた活動のことが記された
生の記録といっていいでしょう。
セミの羽化観察会や高校生のおはなし会、
高齢者向けのサービスや図書館での写真コンテストなど
この人たちがいればこそ、ここが「奇跡の図書館」と呼ばれるようになったのが
よくわかります。
また、この本には以前書かれた「指宿図書館の歴史」や
図書館員によるブログ記事なども紹介されています。

猪谷千香さんの本は「ちくまプリマー新書」の一冊ですから
本屋さんで購入するのも容易でしょうが、
この本は鹿児島市の南方新社というところから出ているので、
なかなか本屋さんでは見つけられないかもしれません。
そういう時こそ、まちの図書館に訊いてみるといいでしょう。
図書館ならこの本を並べていると思います。
何故なら、この本は図書館のための本なのですから。

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