fc2ブログ
プレゼント 書評こぼれ話

  私が暮らしているあたりでは
  明日8日に小学校も中学校も入学式のようです。
  遅れていた桜もちょうど満開でしょう。

    入学児手つなぎはなしまたつなぐ      右城 暮石

  そんな子供たちに今日は贈りましょう。
  谷川俊太郎さんが文を書き、
  和田誠さんが絵を描いた、
  絵本『ともだち』。
  この季節必ず読みたくなる一冊です。
  この春もまた読みました。
  このブログでも何度か紹介してきました。
  今日は2021年4月に書いたものの
  再録書評で紹介します。

  じゃあ、読もう。

   9784472402784_convert_20240405083515.jpg

sai.wingpen  ともだちって何だろう                   

 この絵本は2002年11月に出版されています。
 てっきり新学期が始まる頃に作られたとばかり思っていました。
 それでもやっぱりこの絵本は、入学式や新学期のある春にぴったりだと思います。
 そんな子供たちにそっと読んであげたい一冊です。

 文を書いたのは詩人の谷川俊太郎さん。
 なので、詩を読むように読むのがいい。
 最初に「ともだちって」とあります。
 谷川さんの文を読む前に、少し自分で考えてみましょう。
 「ともだちって」どんな人のことをいうのかな。
 谷川さんが書いたなかに「いっしょにかえりたくなるひと。」とあります。
 あなたも。そうですか。
 谷川さんの文を読んだら、もう一度「ともだちって」何だろうと考えてみるといい。
 その次に出てくるのは「ともだちなら」。次が「ひとりでは」、そして「どんなきもちかな」と続きます。
 この「どんなきもちかな」は、こんな時ともだちはどんな気持ちになっているか、考える問いです。
 「けんか」というのもあります。ともだちだから、いつも仲良しとは限らない。時にはけんかもします。
 「ともだちはともだち」では、「ことばがつうじなくてもともだちはともだち」とあります。
 このあたりから、絵本の世界はぐんと広がってきます。
 最後の「あったことがなくても」で綴られる文は、いろんなことを考えさせてくれます。
 だって、あったことのない世界で生きている人たちのことを考えるのですから。

 和田誠さんの絵がすばらしい。
 話もしたこともないし、もうなくなってしまいましたが、和田誠さんはわたしにとって片思いの「ともだち」みたいな人でした。
  
(2021/04/11 投稿)

    芽 「ブログランキング」に参加しています。
     応援よろしくお願いします。
     (↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 今日もクリックありがとうございます)
 
    にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

レビュープラス