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本私の好きな作家たち」の第六回は、今「生誕100年」で話題の、
 「太宰治」さん、つまり太宰です。

太宰治本 みなさんにも経験あるかもしれませんが、私は若い頃に、
 そうですね、17、18歳の頃ですね、すっかり太宰にはまりました。
 まさに太宰の文学はその頃の青年にとっては、
 麻疹のようかもしれません。

 最初に読んだのは新潮文庫の『きりぎりす』っていう短編集でした。
 「おわかれ致します。」っていう書き出しで、いきなりガーンとやられましたね。
 この作品で「こおろぎ」のことを昔は「きりぎりす」って呼んでいたことを
 知ったぐらいでした。
 そこから、多分全作品を読んだと思います。
 作品だけでなく、太宰の人となりや履歴、死にいたるまでの日々と
 もう追っかけ状態でした。

本 東京に出てきた初めての六月、
 三鷹の禅林寺の「桜桃忌」にも出かけました。
 太宰の墓石を見たときは感慨無量のものがありました。
 その夜、ひとり桜桃をかじりながら、
 お酒を飲んだことを覚えています。
 太宰流の気取りです。若かったなぁ。

 働きだしてから、機会があって、太宰の生家である「斜陽館」に
 泊まった時もうれしかったな。
 今は確か宿泊はできないんじゃあなかったかしら。
 それほどに、私にとっての太宰はあこがれでした。

本 太宰の作品の中で何が一番好きかと聞かれると、
 これはなかなか難しいですが、
 『トカトントン』とか『桜桃』といった、戦後の短編がやはり好きですね。
 「子供より親が大事、と思いたい
 なんていう、『桜桃』の書き出しもいいですよね。

 でもですね、いつの間にか太宰熱が過ぎたというか、
 年を重ねてから、再読しようかと思いましたが、
 読めなかったですね。
 どうしてでしょう。

本 もう一度読みたい、はまってみたい作家ですね。
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