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プレゼント 書評こぼれ話

  今日から二月
  
   詩に痩せて二月渚をゆくはわたし  三橋鷹女

  私の誕生月でもあります。
  そして、春が始まる月でもあります。
  いろいろあった一月ですが
  気分を変えて
  いかなくちゃ。
  今日紹介するのは、
  山崎武也さんの『55歳からの後悔しない人生』。
  うーん。
  私、今月の誕生日で
  57歳になるんだけど
  だとしたら
  ちょっと遅れてしまいましたが
  まあ、2年ぐらいは
  勘弁してもらうとして。
  人生なんて
  後悔ばかりのような気もしますが
  できたら
  後悔しない方がいいに決まっています。
  あと何年分の人生か
  わかりませんが、
  悔いのないように生きたいものです。

  じゃあ、読もう。

55歳からの後悔しない人生55歳からの後悔しない人生
(2011/11/15)
山崎 武也

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sai.wingpen  よく生きるために。                 矢印 bk1書評ページへ

 男性の平均寿命は79.64歳、女性が86.39歳だという。
 亡くなった父が87歳と3ケ月だったから、長寿といっていい。その一方で、母は84歳だから、長寿といえども平均には届いていない。
 男女の平均寿命が違うのだから、折り返し地点は何歳だとは言い難いが、40歳を過ぎれば、人生の終焉に向かって走っていると思っていいのだろう。
 だとしたら、この本にある55歳は折り返し後の、第一の関門かもしれない。

 定年延長の議論が最近喧しいが、仮に現在よくある60歳を定年とした場合、男性の場合、そこからまだ20年近い時間を、それはどこから考えても長い時間だが、生きることになる。
 私の父の場合でいえば、小さな呉服商を営んでいたから定年という概念はなかったもののほとんど商いをしなくなって10年近くなる。
 住んでいたのが町とはいえ、ほとんど村のような小さな地域だから、その10年をひっそりと暮らせたのだろう。
おそらく、父に趣味等があればもっと違った10年だったはずだが。

 それでは、大きな街に住んだ場合はどうなるのだろう。一歩家の外に出ても見知らぬ他人ばかりのなかで、生活といっても張り合いはない。
 新たな生活の基盤を、これは収入というより他者との関係性といえる、築くしかない。

 著者は55歳を「しっかりと未来に向けて跳躍を試みる準備」をスタートさせる年齢とみている。平均寿命でいえば、残り25年を生きるために、60歳までの5年間を有効に使おうという指針である。
 仕事、お金、趣味、健康、そして人生。
 さまざまな場面で、生きるための知恵が試される。

 人生でもっとも公平なことは、死ぬことだ。どんなエラい人であれ、無名の人であれ、はたまたお金持ちも貧乏な人でも、間違いなく死は訪れる。
 それは100%間違いないことだ。
 だったら、その準備をして何がおかしいだろう。
 私は55歳をすでに少し過ぎたが、終幕に向けて、準備しようと思う。

 よく生きるために。
  
(2012/02/01 投稿)

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