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プレゼント 書評こぼれ話

  初めて漫画週刊誌に出会ったのは、
  近所の友達の家でした。
  表紙はとれていて、なかったように思います。
  石森章太郎さんの『怪傑ハリマオ』があったので、
  その表紙のとれた雑誌は『少年マガジン』だったのでしょう。
  しかも、その記憶が昭和35年頃のものだと
  『怪傑ハリマオ』の連載期間からわかります。
  私が5歳の頃です。
  でも、少年漫画週刊誌だけでなく、『少女マーガレット』とか
  『少女フレンド』だって読んでいました。
  楳図かずおさんの恐怖漫画は、これらの少女漫画週刊誌で
  初めて出会いました。
  
少年マガジン・トリビア134少年マガジン・トリビア134
(2008/12/16)
週刊少年マガジン編集部

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sai.wingpen  彼らがいたから毎週楽しかった                 矢印 bk1書評ページへ

 トリビア。「瑣末な」とか「雑学」とかいう意味だが、そういうどうでもいいことが明日の糧になることもある。「友がみな/われよりえらく/見ゆる日よ/花を買ひ来て/妻としたしむ」と詠んだのは石川啄木だが、啄木も少しトリビアをもっていたら、友よりえらく思えたかもしれない。
 この春創刊50年を迎えた漫画週刊誌『少年マガジン』(創刊は1959年3月17日)に掲載された漫画作品は今までに800作品近いという。そのうち、この本で取り上げられているのは昭和の時代の500作品のなかでもほんのわずかな作品。
 あの作品を見たい、この作品はどうなっているの。多分そんな声が聞こえそうだが、ほぼ主要な作品は掲載されているのではないだろうか。それらの作品からのトリビアであるから、貴重な「むだ話」だろう。
 個人的には、ちばてつやの『紫電改のタカ』は取り上げて欲しかったが、ちばてつやのインタビューで我慢しよう。(そのほかにも『ワル』の影丸譲也のインタビューも掲載)
 そのインタビューのなかに、あの名作『あしたのジョー』の最終回にまつわるトリビアもはいっているのだが、ここでは書かない。興味のある人はぜひ本書で。

 こうして多くに漫画作品にふれると、『少年マガジン』だけでなく『少年サンデー』『少年ジャンプ』といった漫画週刊誌たちにずいぶんお世話になったことを痛感する。
 それらは生活の場面のいくつかをつなげる接着剤のような役目をしてくれた。もしそれらがなければ、生活はもっと殺伐としたものだったかもしれない。それは「情熱を、葛藤を、苦悩を、喜びを」、そして時代を、これら漫画週刊誌とともに「共有」できたということだろう。

 感謝すべきなのは、出版社でも編集部でもなく、私たち読者だ。
 ありがとう、『少年マガジン』と私たちを魅了してくれた漫画家のみなさん。
 そして、多くの漫画たち。
  
(2009/03/27 投稿)

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