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プレゼント 書評こぼれ話

  新潮文庫版の
  「薫くん」シリーズの2作目です。
  庄司薫さんの『白鳥の歌なんか聞えない』。
  この作品では薫くんの幼馴染
  下条由美さんがめちゃかわいいんですね。
  こんな彼女がいたら、
  どんなにいいだろうと
  若い頃思ったことがあります。
  ところで、
  映画版の『赤頭巾ちゃん気をつけて』の
  由美役は森和代さんという女優でした。
  ちょっとコケティッシュなイメージが
  とってもハマリ役でした。
  ところが、この『白鳥の歌なんか聞えない』では
  本田みちこさんという女優さんに
  変わりました。
  かわいいのはかわいいのですが
  少し小悪魔的な由美ちゃんとは
  ちがいました。
  私は
  もちろん、森和代さんの由美ちゃんが好き。

  じゃあ、読もう。

白鳥の歌なんか聞えない (新潮文庫)白鳥の歌なんか聞えない (新潮文庫)
(2012/03/28)
庄司 薫

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sai.wingpen  逢いたいなぁ、「あわや半世紀」のちの由美ちゃんに。                     矢印 bk1書評ページへ

 文庫本にあのカバーは必要だろうか、そういうことが一時問題になったことがある。特に岩波文庫までがカバーをつけた時、一部愛好家の間では議論百出したものだ。
 私は嫌いではない。新潮文庫の、例えば三島由紀夫であったりカフカであったり、今はだいぶ変わっていてあまり好きではないが、あのカバーで揃えたいという思いがないわけではなかった。
 それとあの栞の紐。正式にはスピンというらしいが、あれもついているのが好きだ。
 今では新潮文庫ぐらいではないかしら。あとはほとんど紙の栞。あれはいただけない。特にそれに広告が載っていると最悪。
 さらには、解説文。
 あれから読み始める人もいるようだが、あれも見方によっては、蛇足も甚だしい時もあるし、解説文にしては惜しいというくらいの読み応え十分なものもある。

 長々と書いてきたが、庄司薫さんの「薫くんシリーズ」の二作目『白鳥の歌なんか聞えない』が新潮文庫から出た。
 まず、カバーの件であるが、カバー装画の長崎訓子さんには申し訳ないが、やはり単行本の際のイメージが良すぎて、このカバーがこの作品に合っているかといえば、うーむと言わざるをえない。
 それくらい、「薫くん」ファンはしぶとい。

 つぎに、スピンのことだが、これはやっぱりある方がいい。
 だけれども、中央公論社の姿勢としてスピンをつけないというポリシーがあったように思う。「薫くん」シリーズはどんなにどうなっても、やはり中央公論社の本で読みたい。
 それくらい、「薫くん」ファンはしぶとい。

 最後に、解説文のことであるが、この作品では漫画家の柴門ふみさんが担当しているが、これがめっぽういい。さすが「筋金入りの庄司薫ファン」だけある。
 柴門さんの解説は単独でも十分読ませる力があって、「七〇年代の少年少女には<知>に対する圧倒的憧憬が、あった」といった文章は、この当時の文学事情および「薫君シリーズ」の人気ぶりを見事に言い当てたものとして印象深い。
 特にこの『白鳥の歌なんか聞えない』はその傾向が強い。

 それにしても、このシリーズの由美ちゃんのかわいさといったら、ない。
 こんな幼馴染がいたら、薫君でもなくても、死ぬまで用心棒として働きたくなる。
 逢いたいなぁ、「あわや半世紀」のちの由美ちゃんに。
  
(2012/05/09 投稿)

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