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プレゼント 書評こぼれ話

  今日は人気イラストレーター益田ミリさんが書いた絵本
  『おはよう ぼくだよ』を紹介します。
  絵は平澤一平さんが担当しています。
  絵本は単純そうですが
  やはり人それぞれ、
  読む人によって受け止め方は
  ちがうように思います。
  この『おはよう ぼくだよ』も
  いろいろな読み方ができる絵本のような
  気がします。
  私は朝の挨拶が大事よって読みました。
  そういうところをきちんとできる人と
  そうでない人とは
  かなりの差があるのではないでしょうか。
  もちろん、
  ちがった読み方もあるでしょう。
  お子さんと会話ができる
  絵本です。

  じゃあ、読もう。

おはよう ぼくだよ (えほんのぼうけん35)おはよう ぼくだよ (えほんのぼうけん35)
(2011/12/13)
益田 ミリ

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sai.wingpen  朝の挨拶は気持ちいい                  矢印 hontoレビューページへ

 益田ミリさんはいま人気沸騰中のイラストレーターです。等身大の女性がとてもうまく描かれています。そして、この絵本でもわかるように、素敵な絵本作家でもあります。
 子どもの気持ちがよくわかる女性というのは、きっと心が柔らかいのではないでしょうか。
 だから、益田さんの描くOLや主婦と子どもの世界とは同じ水脈だと思います。

 ある日、森の中でこぐまがうさぎに出会います。「おおきくなったら りっぱなみみのうさぎに なれば すてきじゃない?」って、うさぎはこぐまに話かけます。
 こぐまはこの日、「おおきくなったら なにに なろう?」ってずっと考えていたのです。
 それから、はりねずみにも出会います。うさぎとはりねずみから、葉っぱでこしらえたりっぱな耳と小枝でできたたくさんのはりをつけて、こぐまは歩いていくのですが、やっぱり変です。
 だって、彼はこぐまなんですから。
 そのことにこぐまも気づいて悲しがります。こぐまは大きくなったらどんな自分になるかよくわからなかったのです。
 でも、こぐまは自分がとてもいいにおいのするくまだってことに気づきます。そこで家に帰って、お父さんとお母さんに「おおきくなったら おおきな ぼく」になるって宣言するんです。

 大きくなることを成長するっていいます。この成長というのは、知識を得たり、常識を学んだりすることです。こぐまにはそのことがよくわからないのです。
 でも、そのことを誰が笑えるでしょう。人間の世界にだって、こぐまのように思っている人はたくさんいるような気がします。
 むしろ、このこぐまのように、「おおきくなっても おとうさんと おかあさんは ぼくって わかる?」と心配する方がうんといい。こぐまは毎朝心配だから、「おはよう ぼくだよ」って元気で挨拶をします。
 朝の挨拶もできない人たちがいっぱいいますが、誰がこのこぐまを笑えるでしょう。「おはよう」がいえるこぐまはそれだけで成長したといえます。

 最後の黄金色の朝の光のなかで、笑顔いっぱいのこぐまのかわいいことといったら。
 平澤一平さんの絵がこぐまの笑顔のように光ります。
  
(2012/05/20 投稿)

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