FC2ブログ
プレゼント 書評こぼれ話

  今日は文化の日
  お休みの人も多いかな。
  こんな日は友達誘って
  おでかけという人もいるでしょうが、
  どこで待ち合わせします?
  今日紹介するのは三浦しをんさんの
  『本屋さんで待ち合わせ』。
  そのものズバリ。
  三浦しをん、本屋さん、ときたら
  本好きの人となら飛びつくんじゃないかな。
  しかも、装丁画がいい。
  担当したのは、スカイエマさん。
  いいですね。
  それで、この本が書評集で、
  本好きの人にとっては
  パーフェクトですね。
  おでかけしない人は
  家でこの本でも読んでみるのも
  いいですよ。
  仕合せの、文化の日です。

  じゃあ、読もう。


本屋さんで待ち合わせ本屋さんで待ち合わせ
(2012/10/06)
三浦 しをん

商品詳細を見る

sai.wingpen  少し遅れてもかまいませんよ                   

 あなたはどこで待ち合わせします?
 駅の改札とかカフェでしょうか。ホテルのラウンジなんかでかっこよく決めたいという気持ちもありますが、やはり本屋さんが、私は好きですね。
 相手の人が遅くなっても、目の前にはたくさんの本が。待っててもいらいらしない。でも、あまり変な本の前なんかで来ちゃったら、困る。できたら、三浦しをんさんの本の前なんかだったら、いいのですが。

 『舟を編む』で2012年度の本屋大賞を受賞して今や人気絶大の三浦しをんさんの、これは書評集。
 本や漫画を読んでたら一歩も外にはでたくないというほどの本好きの三浦さんだけあって、しかも三浦さんは「ピンとこなかったものについては最初から黙して語らない」方針をもっていて、ということはここに収められた本の数々は三浦さんにピンときたもの限定といえます。
 読み手の気分がのっているから、書評が面白いのは当然です。

 印象に残ったのは、太宰治のいくつかの作品について語っているもの。
 今や太宰のことをこんなにりっぱに熱く語る人はいないのではないでしょうか。大好きだけど、人にはそっけなくというのが太宰ファンの標準的な規格だと思いますが、三浦さんの好きなものは好きという態度は素晴らしい。なんと純な。
 それは中島敦についての文章にもいえる。「穏やかに澄み渡った、永遠に動きやむことのない波のように。」なんて、かなりきどって書かれた最後の文章は、三浦さんがのりまくって、高揚したままに書いた文章そのもので、普通はこんなに生なものは書かない、あるいは少なくとも推敲の時には削ってしまうものだと思う。
 三浦さんは素直なんだぁ。
 書き手というより、純粋に読むことを楽しんでいます。

 「ひとによっていろんな読みかたができるから、本や漫画はおもしろい」と三浦さんは書いています。だから、書評を全面的に信じるのではなく、読み手(あなたも私も)が楽しめばいいのです、本や漫画というのは。
 できれば、手塚治虫文化賞の審査員までされた三浦さんですから、もっと漫画本の書評もいれてほしかったなぁ。
  
(2012/11/03 投稿)

  芽 「ブログランキング」に参加しています。
     応援よろしくお願いします。
     (↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 今日もクリックありがとうございます)
 
    にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

レビュープラス
Secret

TrackBackURL
→http://hontasu.blog49.fc2.com/tb.php/1507-442af66b