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プレゼント 書評こぼれ話

  朝、時計代わりにテレビを
  つけている人は多い。
  私もその一人。
  少し前までは
  「めざましテレビ」(フジ系)派だったのですが
  最近は「ZIP!」(日テレ系)。
  先日その番組の中で
  お笑い芸人の鉄拳さんの新作パラパラアニメが
  紹介されていました。
  気になったので
  ネットで追いかけました。
  それが馬場俊英さんの「弱い虫」という
  楽曲のミュージックビデオ。
  これがいい。
  今日紹介した『いじめられている君へ いじめている君へ いじめを見ている君へ』の
  書評にも書いています。
  ご覧になっていない方はぜひ。
  ネットでご覧ください。
  「いじめ」の問題は
  子どもの世界だけでなく
  大人の世界にもあります。
  大人の場合には
  いじめている側の自覚がないところに
  問題があります。
  みなさん一人ひとりが
  「いじめ」って何だろうと
  考えてみて下さい。

  じゃあ、読もう。

完全版 いじめられている君へ いじめている君へ いじめを見ている君へ完全版 いじめられている君へ いじめている君へ いじめを見ている君へ
(2012/09/20)
朝日新聞社

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sai.wingpen  誰かになるために 心を捨てるなよ                   

 お笑い芸人で、パラパラアニメで人気急上昇の鉄拳さんの最新作は、シンガーソングライターの馬場俊英さんの「弱い虫」という楽曲のミュージックビデオです。
 楽曲の切なく悲痛な世界を巧みにアニメに仕上げていて、心に残る作品と今話題になっています。
 「弱い虫」はいじめにあっている人を励ます応援歌です。
 冒頭の歌詞は宮沢賢治の有名な詩、「雨ニモマケズ」を引用し、「雨にも負けず 風にも負けないで・・・(中略)・・・いつでも静かに笑っている」で始まり、こう続きます。「そういう人にならなくていい」と。さらに、「誰かになるために 心を捨てるなよ/死にたくなるほど 自分を責めるなよ」と胸をえぐってきます。
 そして、「誰かを困らせてまで/強くなる必要などあるものか」と、馬場さんは歌います。

 鉄拳さんのパラパラアニメは、痴漢と間違えられた気の弱い父親が主人公です。
 そのことで娘は学校でいじめにあい、奥さんも近所から白い眼で見られます。それでも、支え合う家族。しかし、裁判の結果は「有罪」。警官に連れていかれる父親の叫ぶ姿に、「涙があふれたら 僕に向かって叫んでくれ」という歌詞が重なります。

 大津で起きたいじめ事件が多くの人に衝撃を与えました。
 大人たちはいまだにいじめがなくならないことに、子供たちは同じような助けの声をあげました。
 マスコミも多くの論説を掲載しました。その中で朝日新聞はさまざまな有名人からのメッセージを、子供たちにもわかりやすい形で連載していきました。2012年の夏でした。
 それと2006年に同じような形で連載されたものを一冊にまとめたのがこの本です。

 いじめはささいなことから始まります。
 もしかしたら、加害者たちもほんの「遊び」のつもりだったかもしれません。でも、「いじめられた」側からすれば、それは大きな痛手になります。
 助けるを求めることもできず、叫ぶこともできない子供たちがたくさんいます。
 私たち大人はそんな彼らにどんな声をかけてあげればいいのでしょう。あるいは、鉄拳さんが描いたように、大人の世界にも「いじめ」は存在します。
 人が人を傷つける、そんなことがあっていいのでしょうか。

 たくさんの人々のメッセージは答えではありません。
 それらは読み手にこう問いかけているのです。「あなただったらなんて声をかけますか」って。
 私たちは「弱い虫」。けれど、「弱い虫」だからこそ、それぞれのメッセージがあっていいのではないでしょうか。
  
(2012/11/013 投稿)

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