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プレゼント 書評こぼれ話

  今日紹介する絵本は
  今年5月亡くなった
  アメリカの絵本作家モーリス・センダックさんの
  『まよなかのだいどころ』。
  あの『かいじゅうたちのいるところ』と
  人気を二分する代表作のひとつ。
  訳は神宮輝夫さん。
  海外の絵本で面白いのは
  文が翻訳されるだけでなく
  絵の中の文字の箇所、
  この絵本でいうなら
  町の看板とか商品の名前とかも
  翻訳されているところ。
  多分原作のデザインも踏襲しながら
  作られているのでしょうね。
  結構大変でしょうね。
  そういう細かいところも
  見て、
  楽しんで下さい。

  じゃあ、読もう。

まよなかのだいどころまよなかのだいどころ
(1982/09/20)
モーリス・センダック

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sai.wingpen  子どもは天使なんかじゃない                   

 早いもので今年も残りわずか。
 振り返ってみると、今年はたくさんの有名な人が亡くなっています。
 この『まよなかのだいどころ』の作者モーリス・センダックもそのうちのひとり。2012年5月8日に逝去。
 世界中の絵本ファンが悲しんだんじゃないかしらん。

 正直にいうと、私はセンダックさんの絵がどちらかというと苦手。
 この絵本でもそうですが、主人公の男の子の顔がどうもなじめない。でも、急いで書き加えると、おそらくセンダックさんの魅力はそこにあるように思います。
 子どもはけっして天使なんかじゃない。
 いたずらもすれば、大人を困らせることも平気。時には大人以上に策略家だったりします。
 もちろん、それはどこか大人の真似事かもしれない。
 センダックさんの絵はそんな微妙な子どもの姿を鋭く描いています。

 主人公の男の子ミッキーは真夜中に大きな音で目を覚まします。それで飛び出したのが、真夜中の台所。
 そこでは三人のパン屋さんが明日の朝のパンをつくっています。
 ところが、大事なミルクがありません。
 勇敢なミッキー君がお空の天の川まで行ってミルクを取りに行くことになりました。

 子どもの夢といってしまえば簡単ですが、センダックさんのお話には不思議な存在感があります。
 これって夢?
 三人のパン屋さんのリアルなことといったら。三つ子じゃあるまいし、顔がそっくりなのもヘン。でも、いそう。
 本当に真夜中の台所があったら、そっくり三人組のパン屋さんだってきっといるはず。

 センダックさんの絵本が世界中から愛されるにはきっと秘密があるはず。大人になったらそういうことも忘れてしまうのでしょうか。
 もっとも子どもの視点に近い絵本作家モーリス・センダック。
 今頃、もっと不思議な世界でいたずらをしてるかもしれませんね。
  
(2012/11/25 投稿)

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