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プレゼント 書評こぼれ話

  昨日、本田健さんの『60代にしておきたい17のこと』という
  本を紹介しましたが、
  その中でも異性のパートナーが大事だと
  ありました。
  年をとったからといって
  枯れることはないでしょう。
  では、男性も70歳を超えれば
  さすがにあちらの方は???
  今日は渡辺淳一さんの話題作
  『愛ふたたび』を紹介します。
  私はこの本を読んだから
  70歳になっても
  がんばれます??
  か、どうかわかりませんが。
  この作品の中では
  渡辺淳一さんのあっち方面の語録が
  たくさん出てきます。
  今度のために? 書きとめておきますね

   ペニスはもっとも生理的かつ根源的なプライドの原点

   セックスとは、いわゆる性的関係だけををいうのではない。そうではなく、
   男と女が二人でいるときの、すべての関係をいうのである。

  どうです?
  すごく参考になったでしょ。
  男の身勝手という
  女性の声が聞こえてきそうですが。

  じゃあ、読もう。

愛ふたたび愛ふたたび
(2013/06/28)
渡辺 淳一

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sai.wingpen  渡辺淳一は肉食系男子                   

 先日発表された平均寿命によると、女性が86.41歳で世界1位、男性が79.94歳で世界5位らしい。
 今や日本は世界に冠たる長寿国であり、高齢者社会であるといえる。
 だからだろうか、最近の週刊誌の記事に顕著なのが、高齢者のSEX。
 60歳どころか70歳80歳まであたり前のような風潮だ。
 SEXは若者の専売特許ではなく、高齢者の熱き問題と化している。
 となれば、かつて『失楽園』や『愛の流刑地』で愛のかたちを描いてきた渡辺淳一も黙っていない。
 ここは自身の得意分野とばかり、高齢者の(但し男性ですが)SEXの形を世に問いた、この作品は野心作である。

 渡辺淳一自身すでに80歳になろうとしています。だから多分に経験してきたこともあろうと思いますが、この物語の主人公国分隆一郎、「気楽堂」という整形外科の個人病院を営む院長、は73歳。
 世間的にいえば、高齢者の部類にはいるでしょう。
 妻に先立たれた隆一郎ですが、50代と20代の愛人がいるというのですから、さすが渡辺淳一の世界は違います。
 渡辺文学の面白いところは、普通の読者の生活基準とかけ離れている点でしょうか。
 美しい女性とつきあい、おいしい食事をし、京都の街を旅し、なんて、一般の人にはなかなかできるものではありません。
 渡辺文学はおとなの、それも男性の、ファンタジーだからこそ、人気があるのだと思います。

 物語の冒頭、50代の人妻とナニをしている最中に隆一郎は自分の局所が反応しないことに気がつき、愕然とします。
 いわゆるインポテンツといわれる症状。
 隆一郎の場合、加齢によるものですが、ここから彼はひたすらこの症状を「勉強」し始めます。
 何度もいいますが、物語の主人公は73歳。それでいて、自身の症状だけでなく、女性の肉体の神秘まで解き明かそうとするマメさは、時にコミカルでもあります。
 ひと昔前なら、こういう老人は軽蔑されたかもしれませんが、高齢者社会となったこの国では、りっぱに存在できるのです。

 渡辺淳一は「男なら、最後まで女性を追いかけるべきである。女性を追うから、男なのだろう」と書いています。
 若者たちは草食系になって、今や肉食系は高齢者なのかもしれません。
 さて、このあと40代の美しき女性弁護士とまで付き合うようになる隆一郎の、復活の一手はなんだったのか、それはこの本を読んでのお楽しみにしておきましょう。
  
(2013/08/24 投稿)

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