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プレゼント 書評こぼれ話

  いま巷では
  NHKの朝の連続ドラマ「あまちゃん」と二分する勢いで
  TBSの日曜夜のドラマ「半沢直樹」が
  大ブレークしています。
  私も遅まきながら
  見ているのですが
  これはこれは
  面白い。
  原作が池井戸潤さんですから
  面白いのもうなづけます。
  池井戸潤さんはもともと銀行マンですから
  裏事情にも詳しいのかも。
  今日紹介する
  堀場雅夫さんの『イヤならやめろ! 』は
  半沢直樹とはまったく違う世界の
  ビジネス本ですが、
  書名のインパクトは
  半沢直樹ぐらい面白い。
  ドラマが終われば
  ぜひこちらも読んでみて下さい。

  じゃあ、読もう。

イヤならやめろ!  新装版-社員と会社の新しい関係 (日経ビジネス人文庫)イヤならやめろ! 新装版-社員と会社の新しい関係 (日経ビジネス人文庫)
(2013/06/04)
堀場 雅夫

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sai.wingpen  半沢直樹の10倍返しに匹敵するタイトル                   

 経営者にも流行がある。
 今、旬な経営者といえば日航を再生させた京セラの稲盛和夫さんとかソフトバンクの孫正義さんだろうか。
 松下幸之助さんは死してもなお人気の高い経営者だ。
 一時多くのビジネスマンの支持をえながらも、失速した経営者も数多いる。
 今も活躍しながらも、多くを語らなくなった経営者もいる。
 経営者が発する言葉が、時代に合っていたり、時代を先取りするものである場合、流行になることが多い。
 産業用分析計の専門メーカー堀場製作所を創業し、ベンチャー産業の草分け、神様と呼ばれた堀場雅夫もまた、1995年に刊行されたこの本がベストセラーになるなど、流行の先端を行く経営者だったことは間違いない。

 堀場の経営哲学、「おもしろおかしく」を問うたこの本は、今読んでも充分に面白いし、為になる。
 ビジネスの在り方、人生の進むべき道、といった、ビジネスマンにとって重要なことは、この本に書かれているし、古びていない。
 ただ、堀場雅夫を越える、新しい経営者が出てきて、旬ではなくなったということだろう。
 けれど、堀場は今も元気に働いている。彼の経営哲学が変わっていない。
 読者も新しいものばかりを追いかけるのではなく、堀場のこの本をじっくり読むことも必要ではないか。

 この本では、堀場の経営の哲学がやさしく語り聞かせるように書かれている。
 書名にもなっている「イヤならやめろ」もドキッとするものだが、同じタイトルで書かれた文章を読むと、堀場のいわんとすることがよくわかる。
 ここでは堀場が経験した離婚裁判の調停員としての経験が話され、「やれるだけやってみて、駄目だったらあきらめることも肝心」という答えを導き出している。
 1995年当時、そういうことを声高にいう経営者はあまりいなかったのではないだろうか。
 だから、堀場は時代の寵児としての経営者であったのだろう。

 ここで書かれている堀場の経営哲学は少しも古くはなっていない。
 むしろ、いま、新たに読み返すことで、今では常識となっている考え方の本質が見えてくるともいえる。
 経営者にも流行があるが、いつまでも古びない経営者の本を読みなおすのも、たまにはいい。
  
(2013/08/27 投稿)

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