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 世の中は
 ソチ冬季オリンピックで盛り上がっていますが
 私のブログでは
 第150回を迎えた芥川賞・直木賞で
 盛り上がって? いました。
 ええい、このままいっちゃえと
 今日は文藝春秋特別編集
 「芥川賞・直木賞150回全記録」(文藝春秋・1800円)を
 紹介します。

芥川賞・直木賞150回全記録 (文春MOOK)芥川賞・直木賞150回全記録 (文春MOOK)
(2014/02/17)
不明

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 これはMOOK本なのですが
 今年の正月元旦の文藝春秋の広告にでていたので
 ずっと楽しみに待っていた一冊です。
 「全記録」というだけあって、
 資料本として欠かせない一冊です。
 たとえば、記念すべき第1回芥川賞を見ると
 『蒼氓』で受賞した石川達三の写真と
 その時の候補作、
 第1回でいえばあの太宰治がいます、
 とか、
 選考会の日時(昭和10年8月10日 午後4時から)であったり
 選考委員の名前とかが
 1ページ乃至は2ページにつき各1回紹介されています。
 直木賞も同じページではいっています。
 第150回となった今年の芥川賞・直木賞も
 ありますので、
 まさに150回分の「全記録」です。

 さっそく第115回芥川賞受賞者の
 川上弘美さんのページを拝見。
 なんとも初々しい川上弘美さんの写真に感動。
 この時、川上弘美さんは38歳でした。
 まったくの余談です。

 こうして「全記録」で振り返ってみると
 私が芥川賞の受賞作を覚えているのは
 第66回(1971年)の東峰夫さんの『オキナワの少年』と
 李恢成さんの『砧をうつ女』あたりかな。
 齢16歳の頃。
 うーん、早熟というか
 幼いながらに憧れていたのでしょうね。
 その当時から芥川賞には
 そういう風格があったのだと思います。
 村上龍さんが『限りなく透明に近いブルー』で
 芥川賞を受賞したのは
 第75回(1976年)ですが、
 この時には20歳の大学生でしたから
 よーく覚えています。

 芥川賞・直木賞
 所詮ひとつの文学賞ですが
 自分の人生に寄り添うようにして
 脈々と続いてきた賞だと思います。
 芥川賞・直木賞のことで
 自分の生きてきたことに
 何かちがったことが起こったかといえば
 それはないでしょうが、
 あの時そういえばこういう受賞作に
 出会ったのだという感慨が
 やはりあります。
 それは、私の中の記憶につながる記録でもあります。

 私の本棚には「芥川賞全集」をはじめ
 何冊かの芥川賞・直木賞関連の本が
 並んでいます。
 もちろん、この「芥川賞・直木賞150回全記録」も
 本棚にきちんとしまうつもりです。

 そういえば、
 いうのを忘れていました。

  芥川賞・直木賞 150回
  おめでとうございます。

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