
今日は
絵本ではなく
図鑑みたいな本。
「本屋さんのすべてがわかる本」というシリーズの
一冊で
『調べよう! 日本の本屋さん』を
紹介します。
稲葉茂勝さんが文章を書いて
村田喜代美さんが監修されています。
「調べよう」とあるとおり
大人でも知らないことが
たくさんあって
為になる一冊です。
図鑑といえば
子どもたちに
人気の高いジャンルです。
私も子どもの頃に
何冊かの図鑑を持っていました。
生き物とか星のこととか。
でも、残念ながら
その道に進みませんでしたが。
きっと
図鑑一冊で将来の道を
決めた人もいるんでしょうね。
じゃあ、読もう。
![]() | 調べよう! 日本の本屋さん (本屋さんのすべてがわかる本) (2013/12/26) 稲葉 茂勝 商品詳細を見る |

本屋さんが好きです。
子どもの頃から好きでした。町には小さな本屋さんしかありませんでしたから、でもこの本屋さんが毎月発行される学習誌を届けてくれました、少し離れた急行電車が止まる駅前にある大きな本屋さんに行くのが楽しみでした。
大きな本屋さんといっても、大阪の中心地にある本屋さんに比べるとうんと小さいのですが、高校生になるとやはりそういう都会にある本屋さんは別世界のように感じました。
この本は子ども向けに編まれた「本屋さんのすべてがわかる本」シリーズの2巻めになります。
日本の本屋さんの成り立ちから、現在のネット書店までの歴史を多数の図版をオールカラーで紹介しています。
街の大きな本屋さんが元々は出版社として出来上がったものだったとか、戦前の貸本屋さんの由来とか、あるいはもっと時代をさかのぼって、活字印刷が始まった頃の本だとか紹介されています。
こういう本を読んで、本屋さんに興味を持ってくれたらいいのですが、きっと本好きな子どもなら読むでしょうが、本が苦手な子どもは手にすることがないかもしれません。
そうなると、大人の皆さんが子どもたちに本屋さんの魅力をきちんと伝えるべきです。
今生活の場である町から昔ながらの小さい本屋さんがどんどん消えています。
この本の「はじめに」にこうあります。
「少し前のことです。まちの本屋さんは地域の人たちが集まる場として大きな役割を果たしていました」とあるように、本屋さんは本を売るだけでなく、人々が集まる場所だったのです。
そんな場所が消えつつあることは残念ですし、世代が交わることが薄れていくことで人々の心がやはりギスギスするのではないでしょうか。
子どもたちに本を読む楽しみを教えることは、大人の責任だと思います。
本が好きになった子どもはきっと、本屋さんが好きになります。
もちろん、これからの時代ネット書店も重要な位置を占めるでしょうが、紙の本にふれることは欠かせないでしょう。
表紙の写真は1925年頃の三省堂書店のものですが、このように子どもたちがたくさん集まる本屋さんがたくさんできることを願っています。
(2014/03/23 投稿)

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