05/31/2009 読ませるブログ :書評
書評こぼれ話
このブログを始めたのが昨年の12月4日。
どうみてもくぎりがいいわけではない。
まあ、それでもその日に始めたのだから、今さらそれをとやかく
言っても仕方がありません。
それに誰にとやかく言われることでもないし。
今回紹介するのは、ブログの文章術の本、
樋口裕一さんの『読ませるブログ』ですが、
少しは六ヶ月という節目を意識して選びました。
樋口裕一さんは著者略歴によれば、
「小学生から社会人までを対象にした小論文指導に携わ」っている方ですから、
標準的な文章の書き方が書かれています。
私は特に「文章術」というのは勉強してきませんでした。
では、どうしたかというと、
やはり本を読むことで自然と身についたところはあります。
あとはひたすら書くことです。
こういう「文章術」を読んでも、やはり限界があると思います。
いい日本語に自ら触れることが大切です。
司馬遼太郎さんのことはしばしば(おやじギャグみたいですが)
書いてきましtが、やはり良質な日本語だと思います。
あとは開高健さんの、変幻自在な文章は参考になるでしょうね。
さあ、あなたもブログを楽しんでみませんか。
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本のブログ「ほん☆たす」(http://hontasu.blog49.fc2.com/)を始めて、もうすぐ半年になる。
なんとか頑張って、一日の休みもなく更新できたし、おかげさまで、訪問して頂ける読者も増えてきた。書評よりも「鉄道博物館探訪記」や「大江健三郎賞公開対談体験記」といった方が人気が高いのはご愛嬌である。
著者自らお礼のコメントを頂戴したり、未知のブロガーから訪問頂いたり、多分五十四歳になる私が手習いで始めた小さな世界だが、私の想像以上に世界が広がっているのかもしれない。
もともと、ネット書店に書評を投稿していたから、ブログに書くテーマに困ることはないと考えていた。ただ毎日更新となると、本を読まないと書評も書けないので思った以上に大変なことにも気がついた。
たまたま十数年書き溜めた読書ノートもあるし、投稿していたネット書店では過去の書評がデータとしてあるので、掲載に困ったら、それを使うこともできるのだが、なんとかそれほど使用することもなくやってこれたのが自分でもうれしい。
ブログを始めるにあたっては、ネット書店に投稿する書評以外にブログの読者だけが楽しめる記事を掲載しようと自身で取り決めを行った。それがそれぞれの書評につけた「書評こぼれ話」である。
こちらの方は書評よりももう少し軽めの気分で書いている。だから、文体もできるだけ読者との距離を縮まるように「です・ます」調にしている。(ブログの文体については本書の88頁を参照にされたい)ここではどういう気分で書評を書いたといった「日記風」の要素もいれるようにしている。
また、書評だけではなく「私の好きな作家たち」、「書評の明日」といった記事や作家たちの「講演記録」を掲載したりしている。
私のブログのテーマである「本のある生活で豊かな人生を」を逸脱しなければ、いろいろな試みも可能だろう。
そういう点では、ブログの運営者は、作者であり編集者であり出版社でもある。
樋口裕一氏の『読ませるブログ』は副題に「心をつかむ文章術」とあるように、ブログをこれから始める人、今すでにブログを作っている人向けに「文章術を長年指導してきた人間の立場から、楽しいブログの書き方についての考えをまとめた」ものであるが、けっして若い人に向かって発信されているものではない。
むしろ著者は「年齢を重ね、人生を重ね」てきた中高年こそ「ブログを楽しめるはず」と書いている。 今を書くだけでなく、過ぎた日々という味覚豊富な調味料を使えば、文章にも味わいがでる。
経験者だからいうのだが、始めるまではおっくうだが、始まればこんなに楽しいことはない。
著者がいうように、ブログとは「知的ボランティアであり、立派な社会貢献」(61頁)だと、私も思う。
(2009/05/31 投稿)
たまたま十数年書き溜めた読書ノートもあるし、投稿していたネット書店では過去の書評がデータとしてあるので、掲載に困ったら、それを使うこともできるのだが、なんとかそれほど使用することもなくやってこれたのが自分でもうれしい。
ブログを始めるにあたっては、ネット書店に投稿する書評以外にブログの読者だけが楽しめる記事を掲載しようと自身で取り決めを行った。それがそれぞれの書評につけた「書評こぼれ話」である。
こちらの方は書評よりももう少し軽めの気分で書いている。だから、文体もできるだけ読者との距離を縮まるように「です・ます」調にしている。(ブログの文体については本書の88頁を参照にされたい)ここではどういう気分で書評を書いたといった「日記風」の要素もいれるようにしている。
また、書評だけではなく「私の好きな作家たち」、「書評の明日」といった記事や作家たちの「講演記録」を掲載したりしている。
私のブログのテーマである「本のある生活で豊かな人生を」を逸脱しなければ、いろいろな試みも可能だろう。
そういう点では、ブログの運営者は、作者であり編集者であり出版社でもある。
樋口裕一氏の『読ませるブログ』は副題に「心をつかむ文章術」とあるように、ブログをこれから始める人、今すでにブログを作っている人向けに「文章術を長年指導してきた人間の立場から、楽しいブログの書き方についての考えをまとめた」ものであるが、けっして若い人に向かって発信されているものではない。
むしろ著者は「年齢を重ね、人生を重ね」てきた中高年こそ「ブログを楽しめるはず」と書いている。 今を書くだけでなく、過ぎた日々という味覚豊富な調味料を使えば、文章にも味わいがでる。
経験者だからいうのだが、始めるまではおっくうだが、始まればこんなに楽しいことはない。
著者がいうように、ブログとは「知的ボランティアであり、立派な社会貢献」(61頁)だと、私も思う。
(2009/05/31 投稿)
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