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プレゼント 書評こぼれ話

  昨日は角田光代さんの
  書評集『ポケットに物語を入れて』を
  紹介しましたが
  今日は児童文学を紹介する
  赤木かん子さんの『今こそ読みたい児童文学100 』を
  紹介します。
  なんとここには児童文学の名作が
  私が子供時代に読んだ
  『ジャングル・ブック』や『小公子』といったものをはいっていて
  もうこの一冊を持っていれば
  60歳からの人生後半期は
  大丈夫かな。
  お子様にいるご家庭だけでなく
  熟年夫婦だけの一家に
  常備しておきたい一冊です。

  じゃあ、読もう。

今こそ読みたい児童文学100 (ちくまプリマー新書)今こそ読みたい児童文学100 (ちくまプリマー新書)
(2014/05/07)
赤木 かん子

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sai.wingpen  60歳からも楽しめる本がずらり                   

 高齢者社会が進んでいる。
 平均寿命が90歳近くなって、例えば60歳で定年を迎えたとしてそれから30年近い月日をどう過ごしたらいいのかわからないと困惑している人も多いだろう。
 併せて年金問題やら労働人口問題もあって、それなら雇用延長をして働くという選択をする人が出てきてもおかしくない。
 本当にそれでいいのだろうか。
 90歳というのはあくまでも平均寿命だし、健康寿命ともなればもっと低い。
 だとしたら、60歳後の生き方を単に働くという選択ではなく、もっと充実した過ごし方をすべきではないか。
 児童文学評論家の赤木かん子さんが書いたこの本は、そう考えている人にはぴったりの一冊だろう。

 何しろここで紹介されている児童書は100冊もある。
 すべてを読むのはかなりの時間が必要だ。
 しかも、これは赤木さんが書いていることだが、児童文学は「文字も大きいので読みやすい」。
 さらには児童文学は「ほぼハッピーエンドなので、読み終わって幸福な気持ちになれる確率が高い」とくれば、これからの高齢者対策として児童文学は欠かせないということだ。
 赤木さんは児童文学の研究者ではあるが、昔の児童文学(といっても赤木さんは1980年代までが児童文学の黄金期といっているので、現在60歳くらいの人であればつい最近の青春期の頃ということになる)が、現在の子どもたちに受け入れられるかといえばけっして胸を張ってYESとはいい難い点があると書いている。
 黄金期の児童文学はこれから高齢者の範疇に入る人たちによって再度読まれていくのかもしれない。

 この本の中で紹介されている100冊の児童文学は書店ではなかなか入手できないのではないかと赤木さんは懸念している。
 そこで薦めているのが、図書館の活用である。
 実は高齢者と図書館の相性はとてもいい。
 平日の図書館利用者は時間をたくさん持った高齢者で賑わっていると聞いたことがある。
 その人たちが赤木さんが薦める100冊の児童文学に目覚めたら、いったいどのような新しい社会が生まれるのだろう。

 この100冊を読んでいく楽しみだけでなく、そんな社会を見たいという楽しみも増えたといえる。
  
(2014/06/24 投稿)

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