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 今日は海の日

    海の日の国旗疎らに漁夫の町    千田 一路

 そして、今年も夏の文庫祭りがやってきました。
 本屋さんに行くと
 イベントコーナーにずらりと並んでいます。
 当然、子どもたちが長い夏休みになるので
 この季節、しっかりと
 文庫本を読んでもらおうという
 出版社の企画です。
 でも、文庫本を出している出版社は多いですが
 目だった企画をしているのは、3社。
 文庫14
 新潮文庫角川文庫集英社文庫
 あとの文春文庫とか講談社文庫とか岩波文庫
 そういったことは
 あまりしていません。
 すればいいのに。

 その三つの文庫本では
 キャッチコピーやキャラクター、
 あるいはキャンペーン用の小冊子と気合がはいります。

 なかでも
 なんといっても新潮文庫
 おなじみの

   新潮文庫の100冊

 として、今年の夏もがんばります。
 「ようこそ、宇宙よりも広い世界へ 新潮文庫の100冊へ」というのが
 今年のキャッチコピー。
 今年はパンダのキャラクターはありません。
 小冊子には、極めつけの一行が
 紹介されています。
 夏休みの定番ともいえる宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』からは

   どこまでもどこまでも一緒に行こう。

 この企画、とってもいいですね。
 名作の中から自分のお気に入りの一行をさがしてみるのは
 面白い。
 だから、新潮文庫のこの小冊子そのものが
 面白い。
 本屋さんに行けば無料で手にはいりますので
 ぜひ。

 角川文庫にいきましょう。
 今年のキャッチコピーは

   本を開けば、始まるよ。

 老舗の新潮社に対抗して
 最近の話題作なんかもラインナップにしている角川文庫
 新潮文庫と比べて
 見劣り感があります。

 それとよく似ているのが集英社文庫

   心に、冒険を。

 が、今年のキャッチコピー。
 今年の夏公開の『るろうの剣心』で主演する
 佐藤健さんがイメージキャラクター。
 集英社文庫の小冊子もよくできています。
 それぞれの作品に
 「この本のポイント」がついています。
 例えば、太宰治の『人間失格』には
 ① 恥の多い人生 ② 太宰の遺書 ③ 心刺す自意識
 と、あります。
 読む時のヒントになればということかな。

 それぞれの文庫が
 特長のあるラインナップと工夫をこらした小冊子で
 この夏もがんばっていますが、
 やはり新潮文庫
 今年の夏も一番かな。
 みなさんはどうでしょう。
 本屋さんで見比べてはどうでしょう。

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