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 NHKのEテレビというのは
 私たちの世代でいうと教育テレビの方が
 なじみがあります。
 「100分 de 名著」というのは
 そのEテレビで毎週水曜の夜11時から11時25分まで
 放映している教養番組。
 えー、それじゃあ25分しかないじゃない、と
 思った人もいるでしょうが
 安心して下さい。
 それが4回連続しますから
 合わせて100分。
 つまり、一ヶ月に一冊、
 名著とよばれる作品を紹介しようという試みなんです。

 今まで放映されたのが
 ドラッガーの『マネジメント』、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』、
 パンセの『パスカル』、アランの『幸福論』など
 多彩なラインナップとなっています。
 今までも少しは気になっていた番組なのですが
 やっと見ているのが
 8月放送の『アンネの日記』です。
 今夜の放送が最終回になりますので
 見たかったという人は
 せめてテキストを購入してみては
 いかがでしょう。

『アンネの日記』 2014年8月 (100分 de 名著)『アンネの日記』 2014年8月 (100分 de 名著)
(2014/07/25)
小川 洋子

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 今回講師をしているのが
 作家の小川洋子さん。
 自身『アンネの日記』にすごく感銘されて
 『アンネ・フランクの記憶』という
 エッセイ本もあるくらい。
 そんな小川洋子さんは
 『アンネの日記』について
 こんなことを話しています。

    『アンネの日記』が本来持っている文学的な豊かさについて、
   真正面から考えてみたいと思います。

 そして、第1回めが「潜伏生活の始まり」、
 第2回めが「思春期の揺れる心」
 第3回めが「性の芽生えと初恋」
 そして、今夜の最終回は「希望を抱きながら」となっています。

 『アンネの日記』は
 第二次世界大戦の時に虐待をされたユダヤ人の少女
 アンネ・フランクが書き遺した日記です。
 1942年6月12日からわずか2年ばかりの日記ですが
 隠れ家での狭い生活の中で
 13歳、14歳という多感な季節を生きた
 少女の記録でもあります。
 私が『アンネの日記』を読んだのも
 中学生の時だったと思います。
 その頃つけていた日記は
 『アンネの日記』に影響されて
 「キティ」(アンネは日記にこう名前をつけています)みたいな
 確か、何かの名前をつけていた記憶があります。

 この番組は実に要領よくまとめています。
 この夏休み、『アンネの日記』にチャレンジした人も
 まだ読んでいない人も
 あるいは私のようにずっと昔に読んだ人も
 この番組、といっても今日が最終回ですから
 このテキストを読み返すと
 またちがったアンネに出会えるのでは
 ないでしょうか。

 ちなみに、今回の放映で
 『アンネの日記』の部分部分の朗読は
 女優の満島ひかりさんが担当しています。
 これもよかった。

 もうひとつ、ちなみに
 来月の内容は
 『般若心経』です。
 これも見ようと思っています。

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