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プレゼント 書評こぼれ話

  還暦同窓会のことを少し。
  いやあ懐かしい顔、顔、顔。
  みんな年齢をそれなりに重ねている。
  今回は高校の同窓会。
  クラスは3年生の時のもの。
  私たちの時代は10クラスありましたから
  多いですよね、やはり。
  一応進学校になるのかな、
  高校のレベルでいえば
  松の下あたりでしょうか。
  松竹梅です。
  うな重でいえば、
  特上にはなれない、上あたり。
  私はそこをでて
  一浪して東京の大学に行きましたから
  高校の友人といっても
  疎遠になってしまって
  申し訳ない。
  しかも
  同窓会というイベントには
  人生初参加の人間ですから
  いやあ、まったくもって
  やれやれ、です。
  彼らとこれから会うことがあるのかないのか
  人生どうなるやら。
  私たちの同級生は
  昭和29年生まれと昭和30年生まれ。
  昭和30年生まれの私にとって
  ちょっと時代がちがいますといいたいところですが
  やっぱり同じですね。
  こういうのを見栄っ張りと
  呼ぶのでしょう。
  今日は
  そんな気分の高揚にぴったりの一冊。
  「池上彰の現代史授業」の
  『昭和編2 昭和三十年代  もはや戦後ではない』。
  なにはともあれ書評の最後に書いたように
  この時代から
  私は始まるのです。

  じゃあ、読もう。

昭和編2昭和三十年代 もはや戦後ではない! (池上彰の現代史授業——21世紀を生きる若い人たちへ)昭和編2昭和三十年代 もはや戦後ではない! (池上彰の現代史授業——21世紀を生きる若い人たちへ)
(2014/10/10)
池上彰

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sai.wingpen  私は昭和30年生まれです                   

 最初の記憶が産湯をつかっている時と書いたのは、確か三島由紀夫だったと思う。
 では、昭和30年に生まれた私はといえば、どれが最初であったかそれすらおぼろだ。
 「池上彰の現代史授業」シリーズの「昭和編②」は、まさに私の子どもの頃の時代、「昭和三十年代」である。
 タイトルの「もはや戦後ではない」は、1956年の「経済白書」に書かれた文章だが、もちろん私の記憶にはない。
 この巻で、はっきりと記憶しているのは、昭和38年(1963年)11月に起こったケネディ暗殺事件だ。
 この時、私は8歳。
 初めての記憶ということではないだろうが、この事件は日本とアメリカとの間で初めて衛星放送がつながった日で、日本人は歴史的な事件の証人となったといえる。

 では、これより前といえば「60年安保」と呼ばれる昭和35年(1960年)の大規模なデモはまったく記憶にない。テレビもまだなかったにちがいない。
 子どもの世界でいえば、紙芝居を見た記憶はあるが、貸本屋に出入りしたことは覚えていない。近所になかったのだろうか。
 この本の中には「ヒーローの登場!」という項目もあって、その中に昭和34年(1959年)から『少年ジェット』という番組の放送が始まったとある。
 「少年ジェットは、「ウーヤーター」と大声でさけんで地響きを起こす「ミラクルボイス」という技をつかって敵を倒します」と記述されているが、これは覚えている。
 「ウーヤーター」って叫びながら、遊んでいた。
 なんとも記憶とは曖昧だ。

 戦後の日本を見た場合、昭和30年代というのはそれからの繁栄と衰退の前ぶれというか、ここからすべてが始まった感がある。
 この10年のなんという豊富なことか。
 政治にしても経済にしても世相にしても、この1巻では収まりきらないものがある。
 若い人にとっては「へえー」という時代だし、シニアの世代にとっては懐かしい時代だ。
 そして、昭和30年生まれの私にとっては、霧の中から記憶が現れてくる瞬間といっていい。
 個人的すぎるが、私はここから始まり、もうすぐまた暦が還える。
  
(2014/11/17 投稿)

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