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プレゼント 書評こぼれ話

  今回は毎度おなじみの、小宮一慶さんの新刊、
  『現金は24日におろせ!』です。
  副題が「これからの時代を生き抜く本当のマネー術」ですが、
  書評にも書いたように、決して「お金」の本ではありません。
  人生の指針を考える本という方が合っています。
  最近小宮一慶さんは続々と本を出されていますが、
  一番新しいのが『一流になる力』(講談社)で、まさに
  今回紹介した『現金は24日におろせ!』の最後の章とリンクしています。
  それと、今回の書評の中で、『鉄人28号』の話を書いていますが、
  これは横山光輝さんの漫画で、アニメにもなりました。
  アニメは昭和38年(1963年)です。
  
鉄人28号 1 (潮漫画文庫)鉄人28号 1 (潮漫画文庫)
(2009/02)
横山 光輝

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  グリコがスポンサー。
  昔は菓子メーカーが子どもアニメのスポンサーを多くしていましたね。
  ちなみに『鉄腕アトム』は明治製菓。
  この『鉄人28号』もアニメ草創期には欠かせない作品です。
  主題歌はこんな歌詞(作詞:三木鶏郎)で始まります。

    ビルのまちに ガオー
    夜のハイウェイに ガオー


  その二番の歌詞がこうです。

    ある時は 正義の味方
    ある時は 悪魔の手先
    いいも わるいも リモコンしだい


  この「リモコン」を「価値観」に変えてみると、
  小宮一慶さんが書きたかったことがわかると思います。
    
現金は24日におろせ!現金は24日におろせ!
(2009/05/26)
小宮 一慶

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sai.wingpen  タイトルであなたのマネー感覚を診断してみよう         矢印 bk1書評ページへ

 『現金は24日におろせ!』という書名を見て「うむ。どういうことだろう」と興味をひかれる人と、「ははん、多分ああいうことを書いているんだろうな」と直感的にわかる人がいると思います。書名から受けるこの印象で、あなたのマネー感覚がわかるのではないでしょうか。
 企業で働く人の多くは毎月25日が給料日です。そして、この日は銀行の窓口が大変混雑する日でもあります。つまり、お金をおろすのに会社のお昼休みの時間をめいっぱい使うことになります。経営コンサルタント小宮一慶氏はそういう時間コントロールではだめだと言います。そして、それがひいてはお金のコントロールもおろそかにする原因になるとしています。
 本書はそのように一見お金の本のようですが、時間管理の本でもあり、生活術の本でもあり、大きくいえば「人生読本」でもあるのです。
 この本のなかでは「コントロール」という言葉がたくさん使われています。たとえば「大切なことはコントロールしているという感覚です」(68頁)、「お金も時間も使うものです。その多さ、少なさではなく、コントロールしていることが大切なのです」(171頁)というように。
 「コントロール」とは「管理する」ということです。そして、「管理する」ためには、自分の「価値観」が必要です。「価値観」がないと操縦不能になります。時間であれば無為な生活をおくるでしょうし、お金であれば悲惨なことも想定されます。
 昔『鉄腕アトム』と人気を二分した漫画に『鉄人28号』というロボット漫画がありました。アトムとちがい、鉄人は主人公の少年の持つリモコンでコントロールされます。小宮氏のいう「お金」であったり「時間」はこの鉄人そのものです。それを正しく操縦しないかぎり、時には破壊者になってしまいます。だから、小宮氏はしきりに「コントロール」という言葉を使っているのです。

 小宮氏が本書で本当に書きたかったのは「一流をめざせ!」ということです。「お金」も「時間」もそのための手段に過ぎません。最終的な目的と手段とを混同してはいけません。混同してしまうから、おかしなことになってしまうのです。それは個人だけでなく「会社」も同じです。だから、規模が小さくとも「優良」と評価される会社がでてくるのです。
 そのことが人生の豊かさ、社会の豊かさにつながる、とこの本は指ししめしてくれています。
  
(2009/06/19 投稿)
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