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プレゼント 書評こぼれ話

  今日は
  ちくま評伝シリーズ<ポルトレ>の一冊
  「レイチェル・カーソン」を
  紹介します。
  このシリーズは
  中高生向きに新たに編まれていますが
  レイチェル・カーソンを取り上げたのも
  いい試みだと思います。
  レイチェル・カーソンが書いた『沈黙の春』は
  残念ながら
  私は読んでいないのですが
  著者の名前だけは
  よく知っています。
  でも、どんな人生であったかは
  この本を読むまで
  知りませんでした。
  そういう人も多いと思います。
  まして、
  中高生の頃は
  虫であったり鳥であったり
  生物に興味が高まる頃でもあります。
  ぜひ、
  若い人に読んでもらいたい一冊です。
  ちなみに
  巻末エッセイは生物学者の福岡伸一さんが
  担当しています。

  じゃあ、読もう。

  
ちくま評伝シリーズ〈ポルトレ〉レイチェル・カーソン: 『沈黙の春』で環境問題を訴えた生物学者 (ちくま評伝シリーズ“ポルトレ”)ちくま評伝シリーズ〈ポルトレ〉レイチェル・カーソン: 『沈黙の春』で環境問題を訴えた生物学者 (ちくま評伝シリーズ“ポルトレ”)
(2014/10/24)
筑摩書房編集部

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sai.wingpen  あなたは、レイチュル・カーソンを知っているか。                   

 人は誰しも一度きりの、自分の人生しか生きることはできない。
 どんなに素晴らしい人生であっても、それが他人のものであるかぎり、生きることはできない。もしできるとすれば、本を読むこと。
 人の生きた道をたどるということは、読書の一つの効用でもある。
 筑摩書房から刊行されている<ポルトレ>は、中高生向きに編まれた評伝シリーズで、「易し過ぎず、難し過ぎない」をモットーにしている。
 中高生向きだからといって、おとなが読んではいけないことはない。
 おとなだって、知らないことばかりだ。
 ちなみに聞いてみるといい。
 あなたは、レイチュル・カーソンを知っているか。

 レイチュルが合成化学薬品の有毒性を説いた『沈黙の春』の著者であることぐらいは常識として知っているかもしれない。
 しかし、おそらくそれ以上のことはあまり知らないのではないか。私もこの本を読むまでは、知らなかった。
 少しおさらいをすると、レイチュル・カーソンは1907年アメリカのペンシルベニア州で生まれた。生活的にはけっして豊かではなかった。そんな彼女が大学まで進めたのは教育熱心な母親がいたこととレイチュル自身も勉学が好きだったことがあげられる。
 一家は彼女の進学のために少しばかりの資産まで手離していく。
 彼女に転機が訪れるのは大学2年の時。一人の先生と出会い、文学の道を志していた彼女は生物学の世界へ進路を変える。
 そのことでのちに彼女は「海の伝記作家」と呼ばれるほどの書き手になっていく。
 レイチュルは『沈黙の春』の作者だけでなく、すでに海洋ものの著作をいくつも執筆していた人気の高い書き手であったのだ。
 レイチュルが『沈黙の春』を出版したのは1962年。55歳の時。
 しかし、そのあとわずか1年ばかりで彼女は癌で亡くなる。56歳だった。

 『沈黙の春』はその後の環境保護の先がけになった一冊だから、作者の人生とは別の存在になったともいえる。
 しかし、作者の人生を振り返ることで、また違ったものが見えてくるのも事実だろう。
 レイチュルは「目的を達成するためには、人はみな大きな夢を見なければなりません」と友人に手紙を書き送ったという。
 この一冊は、大きな夢を読者に届けてくれる。
  
(2015/01/24 投稿)

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