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プレゼント 書評こぼれ話

  私の近所の
  レンタルショップ「TSUTAYA」では
  毎週金曜は
  60歳以上の人は
  旧作ビデオが1本無料で
  借りれます。
  せっかく60歳になったのですから
  この特典を利用しない手は
  ありません。
  毎週せっせと
  旧作ビデオを借りています。
  その他
  図書館でも借りたりしています。
  映画も
  旧作だけでも見ておきたい名作が
  たくさんありますから
  本もそうですが
  人生の終わりまでに
  全部観れるなんてことはない。
  悔しいけど。
  でも、
  せっかくの人生なんですから
  いい本、いい映画はたくさん読みたいし
  観ておきたい。
  今日はシナリオ指南の一冊、
  安倍照雄さんの『シナリオを一度あきらめた君へ』。
  シナリオの面から
  映画を読むのも面白いですよ。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  書いて、書いて、書きまくる                   

 シナリオは創作手段の一つだが、小説とかと大きく違う点がある。
 シナリオは撮影のための「設計図」だということである。そのために「言葉の修飾」はいらないということである。
 あくまでも、監督や現場のスタッフ、役者たちがシナリオを読んで、撮影現場であったり演技のやり方であったりを組み立てるもので、完成品は映画でありドラマということになる。
 実際に書いてみると、小説や論文を書くのとは使う筋肉が違うことがよくわかる。
 それはサッカー選手とテニス選手が使う筋肉のように違う。
 文章を書きなれているからシナリオが書けるということではない。
 本書は一度はシナリオを書くことを目指して取り組んだもののやはり書けずに挫折した人だけでなく、これからシナリオを書いてみようと考えている人向けの、入門書である。

 著者の安倍照雄は『こんちねんたる』という作品で第21回城戸賞を受賞し、かつてはシナリオ学校で講師をしたこともある脚本家である。
 書いていることは破天荒のような感じがするが、著者は真面目だし、シナリオの本質を掴んでいる。
 しかも、わかりやすいというのが、いいではないか。
 シナリオは他の表現方法と違って、「柱」と呼ばれるシーンの特定、「ト書き」と呼ばれる場面や行動の表記、そして「セリフ」でできあがっている。
 よく言われるのは、映像にならないことを書かないということだ。
 例えば、主人公が「こう思った」と書いたとしても、それは映像にはならない訳で、「こう思った」ことを映像につなげる工夫がいる。
 手にしたハンカチをぎゅっと握りしめたでもいいし、コップの水を一気に飲んだでもいい。
 映像にならないものを書いてはいけない。

 登場人物の描き方、構成の取り方、パターンや法則性、あるいは数あるコンクールへの挑戦の仕方など著者の口調以上に細かいところまで説明が及んでいる。
 そして、結局は書き続けることに行きつく。
 それは小説であれ論文であれエッセイであれ、書くということ全てにあてはまる。
 書いて、書いて、書きまくるしか、成功への道はない。
  
(2015/06/06 投稿)

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