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07/10/2009    一流になる力:書評
プレゼント 書評こぼれ話

  小宮一慶さんは経営コンサルタントです。
  私より2歳お若い。
  大阪の堺市の出身だというから、
  私とどこかですれちがっていたかもしれない。
  大学を出たあと、東京銀行に入行され、
  今の職につくまでいくつか転職をされています。
  でも、小宮一慶さんのエラいところは、
  あまりご自身の軸がぶれていないということですね。
  それがあったから、どこにいても全力でやってこられたのでしょう。
  今回紹介した『一流になる力』の中にこんな言葉があります。

    潮の流れに任せて居心地の良い場所に流れ着こうなどと虫の良い考えは捨て、
    目標を立て、自分の決めたその場所をめざして、力を振り絞って泳いでゆかな
    ければなりません。 
 (171頁)

  すごく見習わなければいけない言葉だと思います。
  来週の月曜(7.13)、東京丸の内にある「丸善」で、
  そんな小宮一慶さんの講演があります。
  なんとか参加チケットは入手できました。
  さて、生(なま)小宮一慶さんはどんな勇気をくれるのか、
  今から楽しみです。

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一流になる力 ビジネスで勝ち残るための教科書 (講談社BIZ)一流になる力 ビジネスで勝ち残るための教科書 (講談社BIZ)
(2009/06/11)
小宮 一慶

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sai.wingpen  泳ぐ準備のできた人が海にとびだしていける。         矢印 bk1書評ページへ

 本を読むときにはいつも付箋を用意している。読んでいる途中で、自分の心のどこかに何かしらひっかかった言葉や文章に、付箋をつけていく。たくさん付箋がつく本もあれば、そうでもない本もある。付箋のついた言葉や文章は、読了後パソコンに「ノート」として書きとめていく。それが私の、読書スタイルである。
 経営コンサルタント小宮一慶氏の書かれた本書を読み終わったとき、「チャンス」という言葉や文章にたくさんの付箋がついていることに我ながら驚いた。
 もちろん、この本のなかで「チャンス」という言葉や文章がたくさん使われていたということもあるだろう。しかし、この本は「変化の激しい時代」にどうサバイブしていくか、どう「勝ち残る」かが書かれたものであり、「チャンス」だけに特化したものではない。
 それなのに、私はこの本のなかの「チャンス」という言葉や文章に付箋をつけていった。それは、今の私が「チャンス」というものに深い関心をもっているということなのかもしれない。
 本はときにそういう自身の奥底の思いを見せつける。
 小宮一慶氏は、これからの時代が上流と下層の差の大きく広がる「二極化社会」へと移行するだろうと予測している。その理由と背景を説明しながら、どのような「考え方」なり「行動のしかた」をすれば厳しい時代を乗り越えることができるかを説明していく。
 しかし、この本はその技術だけを説明するものではない。むしろ「正しい考え方とそれを具体化する技、その両方」が大事であると、小宮氏はいう。
 弱った土壌では貧弱な果実しか収穫できない。

 では「チャンス」はどう書かれているのだろう。
 「チャンスは準備している人にだけ訪れる」(148頁)とある。また、「大切なのは、いつか来るチャンスのために、準備を怠らないこと」(157頁)とある。
 小宮氏は「チャンス」のときの対処の仕方を説明するのではなく、常に「準備」の必要性を説いている。「チャンス」と「準備」は「ペアで存在するもの」というのが、氏が強く言いたかったことだろう。
 「チャンス」は誰にでもある。それを生かすことができるかどうかは、「そのために必要な準備があるかどうか」であるという。
 泳ぐ準備のできた人が海にとびだしていける。

 『一流になる力』とは、「準備」をなしうる「力」のことかもしれない。
  
(2009/07/10投稿)

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