プレゼント 書評こぼれ話

  今年の夏も
  集中豪雨とか台風による
  水害で
  多くの人が犠牲になりました。
  年々この地球の様子が
  おかしくなっているのではないかと感じます。
  今日の絵本、
  アネット・グリスマンの『100のたいこのように』は
  静かな農園に嵐がやってくる様を
  詩のような文章で綴った絵本です。
  でも、
  最近の嵐はもっと途轍もない感じがします。
  100どころか
  千とか万の太鼓が轟いているような。
  もしかしたら
  そんな原因を作ったのは
  私たち人間かもしれないと考えたら
  このままではいけないのだと
  思いませんか。
  子どもたちにもきちんと
  環境のことを
  この星のことを
  話さないといけない。
  そう思います。

  じゃあ、読もう。



sai.wingpen  今日の天気は?                   

 私たちの生活に天気は欠かせないものだ。
 毎日、晴れだったり雨だったり、暑かったり寒かったりする。今日は天気がないなんて絶対にない。
 だからだろうか、いつものことながら今年の夏は暑かったのだろうか、去年はどうだったろうかと思い出そうとするのだが、思い出せない。去年まで遡ることもない。今年の夏はどうだったろう。
 猛暑が記録的だった。いや、その前は雨が続いたような。猛暑がおさまったら、台風だらけ。いや、その前だって、集中豪雨で大変だったはず。
 そんなあやふやな気分で、毎日を過ごしている。
 それなのに、人と会ったら、まずは天気の話。「今日はいいお天気で」なんて。

 天気の様を伝えるのは難しい。最近は映像があるから、強い風とか雨でもわかりやすい。台風ともなれば海岸に打ち寄せる波を映せば、台風だとわかる。
 でも、文章にすればどうすればいいのだろう。
 ゲリラ豪雨なんてどう表現するのか。一転にわかに曇りだし、たちまちのうちに大粒の雨が、なんて。
 最近のニュースでは映像の早送り手法で、そのたちまち感を出そうとしている。
 この絵本の作者アネット・グリスマンは「子供に対して、嵐を限られた言葉で的確に表現できるのは、詩だけだ」と語ったという。
だからだろう、この絵本は詩のように語られる。
 広い農園に嵐がやってくる気配が、言葉で綴られていく。
 「大きなカシの木の葉がゆれる/それは しずかにはじまった」。
 これが、この絵本のはじまりだ。

 いやあ、すごい嵐でしたね、で済んでしまう天気の話を、ここではゆっくりと「カシの木の葉」のゆれから見ていく。どんな天気であっても、最初に兆候があるだろう。
 朝焼けを最初にみたのは、海に浮かぶカモメかもしれないし、夕焼けを感じたのは菜園のアリたちかもしれない。少なくとも、私たちではない。
 そういう天気の移ろいを、この絵本は的確に誌的に描いていく。
 そして、雷を「大地にとどろく100のたいこ」を表現する。
 あなたなら、どう表現するだろうか。
  
(2015/09/06 投稿)

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