プレゼント 書評こぼれ話

  今日は立冬
  いよいよ冬も本番。

    跳箱の突き手一瞬冬が来る    友岡 子郷

  最近朝に畑に行くと
  露がいっぱい。
  そのうちにこれが霜柱になるかのと
  早くも心配しています。
  それでも
  露にしとっとなった野菜を見るのは
  夏の姿とちょっと違っていいものですよ。
  今日紹介する絵本は
  サラ・ガーランドさんの
  『エディのやさいばたけ』。
  どうしても絵本となると
  夏野菜が多くなるのは仕方がないですね。
  上へ上へと伸びる
  夏野菜は絵になりますから。
  その点、冬野菜は
  土の中とか
  成長しても膝ぐらいまで。
  もっとも
  夏でも冬でも
  楽しめるのが菜園です。
  実はこの絵本、
  2011年8月に一度
  紹介していました。
  再読なんですね。
  すっかり忘れていました。

  じゃあ、読もう。



sai.wingpen  てんとう虫は大事に                   

 時々絵本を読んでいて思うことがあります。それは父親の不在です。
 子供が主人公の絵本に父親が描かれないお話が割りとあります。シングルマザーと子供。そのことに何か作り手の意図があるのでしょうか。父親不在があたりまえのように描かれるのは。
 この絵本でもそうです。
 「じぶんのはたけをつくりたい」と言い出す男の子エディと妹リリー。二人の子供のお母さんとおじいさんが登場するのですが、父親は出てきません。これはどうしてでしょう。
 このことはこの絵本の内容と直接関係しないのでしょうが、少し気になりました。

 さて本題。
 自分の畑をつくりたいと始めたエディですが、もちろん畑作りは初めてですから、種や培養土を買うところから始まります。そして、庭の土を耕して、種を植えていきます。
 まずまいたのは、えんどうまえ。その夜にエディがお母さんに読んでもらった絵本が『ジャックとまめの木』。なるほど、これはうまい手ですね。エディは自分がジャックになった気分です。
 ここからが大変。エディはもっともっと種をまきたくなったのですから。
 ひまわり、ナスタチウム、ブロッコリー、とうもろこし、それにかぼちゃだって。
 芽が出た苗は畑に植え替え。いつの間にか庭の畑はたくさんの野菜におおわれています。

 この絵本がいいのはここから。畑にあつまってくる鳥やら虫たちのことがきちんと説明されています。
 例えば「はっぱやはなのしるをすうあぶらむし」。てんとう虫や虻の幼虫の大好物、と描かれています。ということは、てんとう虫は野菜を育てるにはとっても役に立つ虫だということです。
 反対になめくじは畑を荒らす大敵。気になって仕方のないエディは夜になってお母さんと駆除します。
 懐中電灯の明かりでなめくじをとるエディとおかあさんの姿はなかなか他の絵本ではみられない絵かもしれません。
 こういうところをきちんと描くのは、野菜絵本の鉄則です。

 この絵本の巻末には「野菜の育て方」として何種類かの野菜の育て方と種まきの方法などが書かれていて、入門本として少し大きな子供にもいいかもしれません。
  
(2015/11/08 投稿)

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