プレゼント 書評こぼれ話

  先日この「こぼれ話」で
  JPIC読書アドバイザーのことを書きましたが
  「JPIC」って何ですかという質問がありましたので
  書いておきます。
  出版文化産業振興財団、
  Japan Publishing Industry Foundation for Culture
  略なんです。
  こちらでは読書アドバイザー養成だけでなく
  本の読み聞かせの講習なども
  しています。
  読書アドバイザー養成講座では
  受講生全員が
  自分のオススメの一冊の「本のはなし」を
  します。
  持ち時間は基本3分。
  さすがに本好きの人が集まっていますから
  紹介される本はさまざまです。
  私はすでに発表を終えました。
  紹介したのは
  『山田洋次シナリオ集』。
  このブログでも紹介していない
  一冊です。
  すみません。
  お話がうまいと
  読んでみたいと思いますから
  不思議です。
  このブログで
  この本読んでみたいと思ってくれていたら
  いいのですが。
  今日は昨日のつづき。
  「本のことがわかる本」の最終巻です。
  『本が読者にとどくまで』。

  じゃあ、読もう。



sai.wingpen  本よ、とどけ                   

 「本のことがわかる本」の最終巻では、本がどのようにできていってどのようにして読者のところまで届くのかが説明されています。
 そもそも本ができるはじめに「企画」があります。このシリーズでも「企画書」が作られ、その「企画概要」がシリーズ全巻の「はじめに」に引用されています。
 少し引用すると、「このシリーズでは、世界と日本の本の歴史や、本のかたちや構造、そして本が果たすさまざまな役割などを、3巻にわたってまとめていきます」となっています。
 それではと作り始めるのですが、タイトルや表紙をどうするか、どれだけの部数を発行するといった会議などを経て、印刷が始まります。
 出来上がってからもどんな宣伝をするのかといったことも大切です。
 この本ではおそらく子どもたちが知らないこともたくさん説明されています。この本をもとに子どもたちが本ができるまでを自分たちでやってみるのも面白い授業になると思います。

 本の流通にはは他の服とか食品とちがう大きな点があります。
 それは「取次」という卸売り業者の存在と「委託販売制度」です。
 特に「委託販売制度」は何かと問題が多い制度でもありますが、これによって書店側が過剰な在庫をもたなくてすむといったメリットもあります。
 しかし、それは同時に本屋さんに留まる本が極端に少なくなっているということでもあります。
 1週間前にはあったはず。そんなことが今や本屋さんでは日常茶飯事となっています。
 そうなると、もう二度とその本と巡り合えないということにもなります。
 だから、読みたい本を見つけたら買ってしまうということになります。

 出版界は今や構造不況業種といわれています。
 それは本屋さんの問題だけでなく、取次、出版社、果ては著者を含んだ深刻な問題です。
 確かに本を読まない人は増えていると思います。電車の中で漫画を読んでいてけしからんなんていっていた時代もあったのですが、その漫画すら今は読んでいる人はほとんどいません。
 みんな一生懸命スマホをみています。
 そんな人にも、このシリーズを読んでもらいたい。そして、もっと本に触れる機会が増えるようになればいいのですが。
  
(2015/11/28 投稿)

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