プレゼント 書評こぼれ話

  今日の絵本のタイトル
  『チンチンボンボさん』というのは
  「肩ぐるま」の富山の方言だそうです。
  作者の室井滋さんが富山の出身。
  絵を描いた長谷川義史さんは大阪の出身。
  大阪では「チンチンボンボ」なんて
  いいませんでした。
  肩ぐるまって
  ほとんどの子どもが経験しているのでは
  ないでしょうか。
  私も父にしてもらったと思いますが、
  私の記憶の肩ぐるまは
  自分の子どもたちにしてあげたこと。
  娘が二人いたので
  一人すると
  もう一人が私も、ということになって
  結局二人ともするはめになるんですよね。
  でも、肩ぐるまって
  親父の特権みたいな感じがします。
  それにしても、
  「チンチンボンボ」ってどこから
  来ているのでしょう。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  ヘンなタイトル以上にヘンなお話                   

 この絵本のタイトルを見て、変なこと、想像した人いませんか。
 私は、少し、しました。
 でも、これはタイトルみたいな変なことではなく、もっと変わったお話です。
 まず、最初に書いておくと、タイトルの「チンチンボンボ」というのは、富山の方言で「肩ぐるま」のことだそうです。
 作者の女優室井滋(しげる)さんが富山県出身なので、このタイトルがついたのでしょう。
 表紙の見返しに「かたぐるまのこと なんていう」と各地の方言がでています。
 「くびあけ」「びびんちょ」「うまたんこ」「てんま」・・・そのどれがどの地域の方言なのかわからないくらいたくさんあります。
 そういえば、私の小さい頃は「かたうま、して」とせがんでいたような。大阪です。
 少し自信はありません。

 この絵本のお話は、富山に肩ぐるまの大好きな男がいて、いつもいつもお父さんに肩ぐるまをねだっているところから始まります。
 そのうちに、男の子のお尻から根っこがはえてきて、お父さんの肩にしっかり根を下ろしてしまいます。
 おそばを食べる時も、お風呂にはいる時も、男の子はお父さんの肩から降りないのでどんどん根っこは太くなっていきます。
 いつもお父さんの肩にのっていますから、高いところの用事もへっちゃらです。
 富山は雪国ですから、屋根の雪下ろしも平気です。
 でも、お父さんは困りますよね。

 いつも高いところが見ることができるので、男のクラスの背の低い女の子までが「チンチンボンボしてほしい」とねだり始めて、その女の子はお父さんをよじ登り、男の子の肩にまでのってしまいます。
 海のホタルイカの群れまで見えてしまいます。
 ところが、その女の子と同じことを考える子どもたちがいて、みんなどんどんお父さんをよじ登り、男の子をよじ登り、という具合に、子どもたちの「チンチンボンボ」はうんと伸びていくのです。

 最後にどうなってしまうかはお楽しみとして、ね、タイトルも変だけど、お話もヘンでしょ。
 そんなヘンはお話に長谷川義史さんの絵は、どうしてこんなに合っているのでしょう。
  
(2015/11/29 投稿)

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