プレゼント 書評こぼれ話

  最近読みたい本ばかりで困ります。
  今日紹介する
  辻村深月さんの『図書室で暮らしたい』では
  ありませんが、
  図書館や本屋さんにそのまま引っ越したいくらい。
  読みたい症候群になっちゃったみたい。
  まあ、そういう暮らしをしたいと思って
  今の生活をしているのですから
  それはそれで
  自分では満足しているのですが。
  でも、辻村深月さんや私だけでなく
  図書室で暮らしたいと
  思っている人は
  きっとたくさんいるのじゃないかな。
  これで、
  辻村深月さんにはまって
  彼女の作品をおっかけてしまうと
  さらに読みたい症候群
  深まりそう。
  がまん、がまん。
  できるかなぁ。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  本へのラブレター                   

 タイトルを見て、いっぺんに読みたいと思ってしまった一冊です。
 本好きなら誰でも一度はこう思うのではないでしょうか、「図書室(館)で暮らしたい」と。
 働き始めて埼玉に越してきて最初に住んだのが図書館のそばということもあって、引っ越しの都度、図書館はどこにあるのかが場所の決め手のようになりました。
 できれば、隣が図書館が一番ベストなのですが、なかなかそこまでは難しく、今は歩いて15分前後に図書館が3つあります。それでもやや遠い気分ですが。
 書斎を持つのは男の夢みたいな時期もありましたが、とてもそんな住環境ではありませんので、できるだけ図書館のそばで暮らしたい。
 それでも図書館の隣だったらどんなにうれしいことかと、今でも思わないでもありません。

 この本は『鍵のない夢を見る』で第147回直木賞を受賞した辻村深月さんのエッセイ集です。
 この人のエッセイを読むと、いかに本が好きかということがムンムン匂ってきます。
 そんな本についてのエッセイもたくさんありますが、2013年に日本経済新聞に連載されていたエッセイをまとめた「週刊エッセイ」は、育児を抱えながら奮戦する著者の姿がほほえましく、なるほどこういう文章が読み手の気分まで温かくしてくれるのだと思いました。
 それは題材の切り口がいいということもあるでしょうが、辻村さんの文章が温かいせいでしょう。
 辻村さんのファンなら、今頃何を言っているのだとお叱りを受けそうですが、このエッセイ集を読んで辻村さんにドボンとはまった感じです。

 本への愛については、「好きなものあっちこっち」という章の個別の本の感想を読めば、どれだけ深いかわかります。
 難しい本などひとつもありません。
 子どもの頃に読んだコナン・ドイルの『バスカヴィル家の犬』であったり、絵本の名作『ウォーリーをさがせ!』であったり、あるいはTVドラマの「相棒」の感想であったり、読者と同じ視線の辻村さんがいます。
 感想と書きましたが、これはラブレターに近いんじゃないか。
 辻村さんはきっとラブレターの名手なんだと思います。
  
(2015/12/18 投稿)

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