プレゼント 書評こぼれ話

  初詣には行かれましたか。
  初詣では今年一年の平安をお願いするとともに
  今年一年の決意を定める人も
  多いのではないでしょうか。
  仕事が始まった人たちは
  今年も健康で
  仕事もうまくはかどることを
  願ったのではないでしょうか。
  今日は
  ビジネスマンが敬愛している
  稲盛和夫さんの『ごてやん』を
  紹介します。
  「ごてやん」というのは
  鹿児島弁で「ごねる」子どものこと。
  この本は稲盛和夫さんが
  お母様への感謝を綴ったものです。
  仕事がうまくいくのも
  自分だけの力ではなく
  自分を支えてくれる家族、友人、同僚、上司
  そして父と母のおかげ。
  そう思えるようになるには
  時間もかかるでしょうが
  ぜひ、この本で
  稲盛和夫さんの思いを感じとってもらえたらと
  思います。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  「お母さん」は「神様」                   

 京セラの名誉会長である稲盛和夫氏が1932年生まれだから、80歳を超えている。
 KDDIを立ち上げ、傾きかけていた日本航空を再生した経営手腕は見事だし、経営に対する真摯な姿勢は多くのビジネスマンの憧れである。
 そんな稲盛氏は、いまだに「お母さん」とつぶやくことがあるという。80歳を超えた老人が「お母さん」などと笑う人もいるかもしれないが、私はそうは思わない。
 80歳を超えた息子に「お母さん、ありがとう」と言ってもらえる母親の仕合せ、いつまでも母を愛し、母に守られていると感じる息子の幸福。
 これほど温かい絵はない。
 本書は「経営の神様」稲盛和夫氏が自身を支えた母や家族の姿をしのびながら、生きることや働く意味を説いた作品である。

 「ごてやん」というのは鹿児島の言葉で「ごねる」子どものことをそう呼んだそうだ。
 「素直に言うことを聞かず、わがままを言って相手を困らせる」「ごてやん」、小学校を上るまでの稲盛氏はその「ごてやん」で、周りの人たちからは泣き出したらとまらない「三時間泣き」と呼ばれていたという。
 稲盛氏には兄がいるが、母を独占したいあまりの「三時間泣き」。仕事をしながら稲盛氏をなだめる母キミ。なんとも微笑ましい。 そんな「ごてやん」の稲盛氏に母はいつも優しかったという。
 生真面目な父といつも明るかった母。
 稲盛氏は本書の中で「両親二人のいいところばかりもらった私は、実に幸せな人間ではないだろうか」と記している。

 稲盛氏は母から「言葉で教わったわけではない」という。
 では、どのように教わったのか。それは、「すべて、心によって」だと述べている。
 「親父の背中」という言い方をするが、稲盛氏の場合、母の温かで明るい性格からも多くを学んだのであろう。
 両親には「人として正しいこと、正しくないこと」の分別があった、その姿は稲盛氏に多くのことを教えた。
 稲盛氏の考え方はよく「哲学」とも称されるが、ここにその源泉があったともいえる。
 だから、今でも感謝の念は絶えない。
 稲盛氏にとって、「お母さん」は「神様」と同義語なのだ。
 なんと素敵だろう。そんなふうにいつまでも思える稲盛氏がうらやましくもある
   
(2016/01/05 投稿)

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