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プレゼント 書評こぼれ話

  いよいよ今週は
  クリスマス・ウィーク 
  もうすでに予定がはいっている人もいれば
  今年もひとりぽっちのクリスマスかって
  嘆いている人もいるかと思います。
  さびしい人にも
  サンタが来るといいですね。
  そんな季節にぴったりの絵本を
  今日は紹介します。
  長谷川集平さんの『天使がいっぱい』。
  先週につづいての
  長谷川集平さんの登場です。
  長谷川集平さんの作品は
  絵本の造型をとっていますが
  子どもが読むというより
  おとなにふさわしい、
  そんな気がします。
  特にこの絵本はそうかもしれません。
  どうですか?
  クリスマスの贈り物に。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  あなたが天使                   

 天使に会ったことはありません。
 といっても、M製菓の背中に翼のはえたかわいい天使に会ったことがないだけで、もしかしたら人間の姿に変身した天使にはこれまでもたくさん会っているのかもしれません。
 私たちは見たままの姿でその人のことを判断してしまいがちです。でも、よくよく見ると、実はその人がとっても優しかったり、おこりんぼうであったり、さみしがりやであったりがわかってきます。
 きっとその中には天使もいたのではないかと思います。
 よく見ると、絵本を読んでいる子どもたちみんなが天使みたいではありませんか。

 三日間降り続いた雪がようやくやんだまっ白な世界を一人の少女が歩いてくる、そんな場面からこの絵本は始まります。少女の名前は、サイちゃん。
 家に帰ったサイちゃんは家の外にウサギを見つけます。ウサギを見ながら、不思議の国のアリスのように、ウサギについていきたいと思うサイちゃんは、どことなく寂しそう。
 そんなサイちゃんを気づかってか、サイちゃんの大好きなマコおばちゃんが泊りにきました。
 マコおばちゃんと散歩に出たサイちゃんはとっても楽しい遊びを教えてもらいます。
 雪の上に寝転がって、手足をばたばた動かしてみるのです。
 すると、どうでしょう。
 雪の上にまるで天使がいるような形ができます。
 マコおばちゃんはこの遊びをアメリカで知ったそうです。
 いつも子どもを見守ってくれいる天使たち。
 サイちゃんにとって、マコおばちゃんは天使だったのかもしれません。

 この絵本はそんなお話。
 長谷川集平さんの絵はどこまでもやさしい。そして、ちょっぴりかなしい。
 人は悲しいとか寂しいという気持ちをもっているから、他人に対してもやさしくなれるような気がします。ちょうどこのマコおばちゃんのように。この絵本の作者の長谷川集平さんのように。
 きっとこの絵本を読んだあと、天使に会ったような気持ちになります。
 よおく見ると、読んでいるあなたが天使になっていませんか。
  
(2015/12/20 投稿)

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