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プレゼント 書評こぼれ話

  久しぶりに「書評詩」を書きました。
  今日紹介した本は、最近結構ハマっている、
  山崎ナオコーラさんの新しい本『モサ』なのですが、
  こういう本ってなかなか散文で表現がしにくいですね。
  そもそも荒井良二さんの絵が、そういう山崎ナオコーラさんの
  書きたかったところを一番表現しているように思います。
  娘たちが小さかった頃、
  やはりこんな荒井良二さんの絵のような『モサ』を
  書いていましたが、
  あれは娘たちの幼児性だったのでしょうか。
  山崎ナオコーラさんの、こんな作品を読むと、
  小さいながらに表現しようとする心の表れだったようにも
  思います。
  そして、それがうまく表現できないから、
  最後にはイライラして、ぐちゃぐちゃにしてしまうのですが。
  今回の書評詩に興味をもった人は、
  ぜひ本屋さんで実際にページを繰ってみて下さい。
  そして、この不思議な世界を体感してみて下さい。

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モサ (ダ・ヴィンチブックス)モサ (ダ・ヴィンチブックス)
(2009/06/17)
山崎ナオコーラ/荒井良二

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sai.wingpen  ともだち                     矢印 bk1書評ページへ

 丸い心に 四角い紙をあてがって
 自由に描いてみようじゃ ないか
 あなたのともだち を

 太いクレヨン 細い色鉛筆
 よじれた絵の具 まっすぐな絵筆
 自由に描いてみようじゃ ないか
 あなたのともだち を

 ともだちは すこし ひねくれ
 ともだちは すこし さびしい
 ともだちは すこし くやしい
 ともだちは すこし かなしい

 赤い心に 白い紙をあてがって
 自由に描いてみようじゃ ないか
 あなたのともだちのともだち を

 だって
 ともだちはひとりじゃ かわいそう

 山崎ナオコーラの、不思議な物語。荒井良二のさし絵とともに楽しめる、童話のようでもあります。
 主人公のモサは東京近郊のニカイという町に住む、14歳のニートですが、人間ではなく、カルガリ族の男の子。 粗筋はありますが、実はそんなものをおいかけても意味はありません。自由に読むといい。
 モサの正体とかモサの悩みとか、山崎ナオコーラが何を書きたかったなんて考えることはありません。読み終わったあと、ふっともう一度表紙のモサにもどって、やさしくなでてあがれたら、それでいい。あなたの心のなかにモサがいるか、たずねてみれば、それでいい。
 ちょっと天文台に行きたくなるような、一冊です。
  
(2009/07/24 投稿)

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