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12/24/2008    クリスマスに読む本 
本 今日はクリスマス・イブ。ベル
 子供たちも大きくなって、昔サンタさんだった私も、今はすっかり
 ご隠居サンタになってしまいました。
 でも、子供たちへの贈り物を探して、夜の商店街を駆け回っていた頃が
 懐かしくもあり、ほろ苦くもあります。

本 だからっていうことはありませんが、
 今日と明日は「クリスマス本」の紹介をしようと思います。
 昔書き留めていた「読書ノート」から、
 私がサンタだった頃読んだ本ということになります。

 それで、今日はクリスマス本の名作、ディケンズの「クリスマス・キャロル」。

 よいクリスマスを。クリスマスツリー

 私にもサンタ来ないでしょうか。


クリスマス・キャロル (岩波少年文庫)クリスマス・キャロル (岩波少年文庫)
(2001/12)
チャールズ ディケンズ

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sai.wingpen  理想的なクリスマス                   

 妊娠小説なんていう文学の括りを考えつく人もいるように、文学には色々な区分けができる。その中でも、クリスマス文学ともいえる世界は絶対あって、特に児童書・絵本の類にはこれが多い。
 その中でもつとに有名なのが、文豪ディケンズが書いたこの「クリスマス・キャロル」だろう。
 この物語は、単純明快だ。
 人間嫌いのガリガリ亡者スクルージ爺さんは、クリスマスだというのに、たった一人で、クリスマスなんて何がいい、と拗ねている。その夜から、三人の幽霊が彼のもとを訪ねてくる。
 第一の幽霊は彼に過去を、第二の幽霊は今を、そして第三の幽霊は未来を見せる。
 純粋であった彼は、いつかお金を得、まわりの温かさや思いやりや不幸が見えなくなっていた。そして、誰に悲しまれることのない死を迎える。
 やがて、スクルージ爺さんは目を覚ます。
 そして、気がつく。人としての本当の生き方を。
 理想的なクリスマス。人と喜びを分かち合い、神に感謝する。愛する人に贈るものは、物ではなく、愛しているという自分の気持ち。そんな簡単なことを、僕たちは忘れていないだろうか。
 クリスマスキャンドルの小さな灯は、僕たちの心まで届いていない。
 こんな一世紀以上も読み継がれてきた名作を読むと、心のどこかに安心がある。
 物語に破綻がない。
 そのことが物語をつまらなくしているとしたら、贅沢だろうか。
 
(1994/12/22)

プレゼント 書評こぼれ話
  最後の日付をご覧になればわかるように、この文章は十年以上前のもの。
  なんと私はまだ三〇台だったことになります。
  けっこう真面目に読書していたんだな、って感慨深い。
  これって、サンタさんのプレゼント?
  
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