プレゼント 書評こぼれ話

  今日も
  漫画本の紹介です。
  しかも、
  あの『ドラえもん』。
  もちろん、作者は藤子・F・不二雄さん。
  実は『ドラえもん』をこういう形で
  ちゃんと読んだのが
  初めてなんですね。
  パラパラと読んだ程度。
  読んでみて思ったのですが、
  とても面白かった。
  短い一話の中に
  とてもストーリー性があって
  これじゃあ、子どもたちが夢中になるはず。
  読んでこなかった
  大人の私が、悪い。
  ごめんね、ドラえもん。
  ところで、初期の『ドラえもん』では
  タケコプターではなく
  ヘリトンボって呼んでいたんですね。
  びっくりぽん、でした。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  ぼく、ドラえもん                   

 藤子・F・不二雄の代表作「ドラえもん」は、私の子ども世代のマンガだとばかり思っていた。
 ところが、小学館の学習雑誌に初めて登場したのが1970年。「小学4年生」で初めて「ドラえもん」を読んだ子どもは1959年生まれなのだ。昭和でいえば34年生まれの子どもだ。
 ほとんど私(昭和30年生まれ)と変わらない。
 「藤子・F・不二雄大全集」の「ドラえもん」第1巻には、三世代、すなわち1959年1960年1961年生まれの子どもたちが読んだ「ドラえもん」が収録されている。
 1959年生まれの子どもは1961年生まれの子どもが読んだ「ドラえもん」を知らない。知っているのは、自分たちの「ドラえもん」だけだ。

 ここには三世代それぞれの「ドラえもん」誕生の物語がある。
 主人公ののび太君の孫の孫であるセワシ君が未来からドラえもんを連れて、机の引き出しから現れるという大筋では一緒だ。
 しかし、1959年生まれの子どもたちはのび太君の将来のお嫁さんがジャイ子だということを最初に見せられてしまう。ジャイ子が何者かも知らないうちにだ。
 1960年生まれの子どもたちはのび太君の悲惨な未来を、1961年生まれの子どもたちはすでに何をやってもさえないのび太君を見せられるだけだ。
 初回にしてかなり違う。
 物語としては、1961年生まれの子どもたちが読んだ「ドラえもん」がよく出来ていると思う。1回めにして主要な登場人物、しずちゃん(しずかちゃんとはなっていない)やスネオ、ジャイアンたちも登場する。彼らがのび太君の友だちと最初にわからせておくとその後の展開がしやすい。

 それにしても、この1巻だけで781ページにもなっている。
 不思議なのはこれだけのページ全部でのび太君のダメぶりとドラえもんのおっちょこちょいぶりを読まされ続けるのだが、ちっとも飽きないということだ。
 ほとんどのストーリーの基本形は同じながら、読者を退屈させない工夫こそが「ドラえもん」の魅力といっていい。
 アニメの「ドラえもん」しか知らない人たちにも手にとってもらいたい一冊。
 しかも、この巻には「ドラえもん」の中でも屈指の名作といわれる「おばあちゃんのおもいで」も収録されている。
  
(2016/01/15 投稿)

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