プレゼント 書評こぼれ話

  今日紹介するのは
  絵本というより絵画集、
  あるいはマンガに近いような気がします。
  でも、
  私たちのような昭和生まれの人間にとっては
  絵本の世界のように
  ただただ魅き込まれる本なので
  日曜の今日、
  紹介することにしました。
  ロコ・まえださんの
  『昭和の子どもブック』。
  ここに描かれているのは
  昭和30年代の世界。
  昭和40年になれば
  少し世界が違います。
  現代の子どもたちからすれば
  ドラえもんの世界に
  近いのではないでしょうか。
  この世界を知っている世代は
  もうおじいさんおばあさん世代に近いかも。
  なんだかそれもつらいですが。

  じゃあ、読もう。

  
sai.wingpen  懐かしいな                   

 この絵画集の作者ロコ・まえださんは昭和24年生まれです。この本に登場する、まえださんがモデルでもあるやっちゃんという女の子が7歳ですから、描かれているのは昭和31年あたりでしょうか。
 私は昭和30年生まれですから、1歳あたりの風景です。でも、ここで描かれている風景の多くが、私にも懐かしく、読んでいてほくほくした気持になりました。
 例えば、「入学式」。
 さすがに私の頃は「白いハンカチに墨で名前を書いた名札」というのはなかったですが、付き添う母親が着物姿だったのは間違いありません。
 昭和の母親たちはまだ着物をよく着ていたように思います。
 「給食」にコッペパンと脱脂粉乳というのも同じです。小さなマーガリンがついていたのも同じ。
 チーズを初めて目にしたのは「給食」の時間だった、と、この本には描かれていないことも思い出したりしました。

 「虫下し」の検査でマッチ箱に便を入れて学校に持っていったのは、私も経験しています。あれは、いつ頃終わったのでしょう。
 今から思えば、なんて不衛生なという感じですが、それが普通でしたから、何とも思わなかった。そういう時代だったのです。
 「風呂敷のマント」に「手ぬぐいで覆面」して「月光仮面」ごっこは、私もしたことがあります。そういえば、その当時は縁日ではお面がよく売られていました。
 「メンコ」は、地方によって様々な呼び方があるようです。私が生まれた大阪近郊の小さな町では「べったん」と呼んでいました。これはよく遊びました。
 「紙芝居」も経験しています。でも、これも小学生のなかばぐらいまでだったように思います。

 この本には「より道やっちゃん」という副題もついていますが、「より道」をしているのは昭和生まれの私です。
 まるで思い出のアルバムを見るようにページを繰って、その実、自分の昭和に遊んでいます。
 「ひみつ基地」というのはあの頃の子どもが夢中になっていたようですが、私にもありました。
 もしかしたら、この本そのものが「ひみつ基地」のようなものです。誰にも触れられたくない。小さい頃の「ひみつ」がいっぱい過ぎて。
 
(2016/02/07 投稿)

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