60歳最後の日となった昨日、
 つまり今日が61歳の誕生日ということですが、
 昨年の7月より受講した
 JPIC読書アドバイザー養成講座
 最後のスクーリングが終了し、
 無事修了式を迎えました。
 これで、晴れて
 私も読書アドバイザー
 養成講座の最後は
 『八日目の蝉』や『紙の月』の角田光代さんの
 記念講演で締めくくりです。
 8回の養成講座と3回のレポートで
 ずっと私たち受講生と付き合ってくれた
 永江朗さんが聞き手となった
 対談形式の講演です。

 まずは最新刊の『坂の途中の家』のことから。
 この本のことは
 明日のブログで紹介しますが
 角田光代さんは「言葉のもろさ」を
 書きたかったと話されています。
 さて、私はどう書評を書いたかは、
 明日をお楽しみに。
 ちなみに、「書評は気にするか」という受講生からの質問に
 「読後感は読み手が持っている。だから、十人いれば
 十通りの読み方がある」と
 答えていましたから、
 書評する側としては、ひと安心ですね。

 続いて、
 プルーストの『失われた時を求めて』を
 全一冊に縮約されたことについて。

  

 そもそもプルーストなんて
 名前ぐらいしか知らない私には
 それがどれくらいすごいことか
 よくわからないのですが、
 角田光代さんの大学の兄弟子ともいえる
 仏文学者の芳川泰久先生から頼まれて
 引き受けた仕事だとか。
 「縁には弱いんです」
 角田光代さんはぼそっとそう答えてます。

 私の席が結構後ろだったので
 角田光代さんの表情はあまりよくわからなかったのですが
 声がすごくかわいいんですよね。
 ああいう声で
 直木賞の選考とかされているのかと
 ちょっと信じられないくらい。
 池澤夏樹さんの個人編集で話題となった
 『日本文学全集』で
 『源氏物語』の現代語訳を依頼された時も
 「池澤夏樹さんが好きな作家だったので断れなかった」と話す
 角田光代さんの声の
 かわいいことといったら。
 楽しみにしてますよ、
 角田光代の現代語訳『源氏物語』。

 このように
 角田光代さんの最近の活動をみていくと
 圧倒されます。
 「年とともに変わっていく」のだと
 はっきり自覚されているところが
 また凄い。
 興味深かったのは
 「書くことと読むことの関係」について聞かれて
 こう答えていること。
 「小説は海みたいに広いので
 海みたいと感じるには読むしかない。
 だから、たくさん読みなさいと新人の頃に言われたことが
 ようやく実感できた」

 本の世界もそうですよね。
 海みたいに広い。
 小説があったり
 詩集があったり、ノンフィクションがあったり
 絵本があったり、写真集があったり
 ビジネス本があったりする。
 だから、面白いのですが
 大切なことは「海みたいに広い」のだと
 自覚することではないかしら。

 角田光代さんの小学生の時の
 エピソードもとっても素敵なのですが
 今日は長くなったので
 明日書きますね。

 最後に受講生からの質問の時間があって
 私も元気よく「ハーイ」と手を挙げたのですが
 残念ながら2番めになりました。
 私が質問したかったのは
 角田光代さんが自身の作品の映画化を
 どう捉えているかということだったのですが
 同じ質問を最初の受講生がしてくれました。
 ちなみに角田光代さんの答えは
 「映画化は別の表現方法」。
 脚本家や監督はホッとするだろうな。
 それでもマイクがまわってきたので
 私は以前池澤夏樹さんの講演会で
 角田光代さんの『源氏物語』を
 池澤夏樹さんが楽しみにしていたことを話したら
 角田光代さんは
 「うれしい。日記に書いておきます」と
 かわいい声で言われた。

   2月8日(月) 今日講演会で池澤夏樹さんが
   私の『源氏物語』を楽しみにしていると聞いた。
   がんばろう。

 なんて、書くのだろうかと
 うれしくなってしまった。

 充実の一時間半の講演。
 読書アドバイザー養成講座を受講して
 よかったなぁ。

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