先月の終わり
 2015年の紙の出版物の推定販売額
 発表されました。
 それによると
 前年比5.3%減の1兆5220億円だったそうです。
 減少率は過去最大で
 出版不況は深刻です。
 中でも、雑誌の落ち込みが大きいのだとか。
 前年比8.4%減ですから大変です。
 最近雑誌を何冊読んでも
 定額で読める携帯サービスが人気のようですから
 雑誌がまったく読まれなくなったわけでもないようです。
 もともと雑誌は気軽に読めるというコンセプトだったとすれば
 電子化がさらに進みそうですね。

 そんな中、やはり内容次第で
 雑誌を購入するということはあって、
 今日の「雑誌を歩く」で紹介する
 「サライ」3月号(小学館・780円)は
 衝動買いをしてしまいました。

  

 何しろ今月号の特集は

   みんな「漫画」で大きくなった

 ですから。
 ちょうど今、さいたま市民大学
 全8回の「北沢楽天からアニメまで」と講座を受講していて
 この間は伝説の「トキワ荘」のメンバーでもあった
 漫画家の水野英子さんが講師で
 当時のエピソードなどを聴いたばかり。

 特集記事のリード文を紹介すると

   『鉄腕アトム』に未来を夢見て、
   『おそ松くん』で大笑い。
   『カムイ伝』に生き方を学び、
   『あしたのジョー』から勇気をもらった。
   生まれたときから漫画で育ち、漫画は友であり、師であった。

  
 うーむ、うなりますよね。
 しかも、手塚治虫の『新寶島』と『ジャングル大帝』が
 抜粋収録ですが
 別冊付録になっているのですよ。

 単に思い出さがしの漫画紹介ではなく

   「ストーリー漫画」の歴史をひもとく

 という、漫画の歴史を解説した記事も丁寧にできています。
 図版が多いのがいい。
 その冒頭に、さいたまが生んだ
 北沢楽天の名前が出てきます。

 そして、多彩な識者による

   「私」の名作案内

 「鉄腕アトム」「火の鳥」「おそ松くん」「サイボーグ009」
 「カムイ伝」「ゴルゴ13」・・・
 涙がでそう。
 しかも、「いま、あらためて読むべき⑩作品」の中に
 永島慎二さんの「漫画家残酷物語」にあって
 この漫画に胸うたれた者としては
 拍手喝采。
 よくぞ挙げてくれましたという感じです。

 もともと「サライ」という雑誌の購買層が
 昭和30年代、40年代に生まれた人ですから
 「サライ」初の漫画大特集は
 どんぴしゃの企画だと思います。
 できれば、これの少女版も実現して欲しい。
 そして、楳図かずおさんの「半魚人」とか紹介して欲しいな。

 それに漫画ファンなら一度は行ってみたい

  全国漫画博物館・図書館案内

 まであって、
 こんな内容であれば
 もう買うしかないでしょ。

 もうひとつの特集が
 「「家飲み珈琲」を極める」で
 これはこれでうれしくて
 最高の一杯を味わいながら
 漫画を読むなんて
 小確幸どころか
 大確幸(大きくて確かな幸せ)
 間違いありません。
 「サライ」3月号は、我が家の宝にします。


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