プレゼント 書評こぼれ話

  今日は二十四節気の一つ、啓蟄
  温かくなってきて
  今まで冬眠していた虫たちが
  穴から出る頃。
  まさに春を告げる言葉。

    啓蟄の蚯蚓の紅のすきとほる     山口 青邨

  蚯蚓はミミズと読みます。
  人間の世界でも
  この頃になると
  4月からはどんなことを始めようかとか
  新しい勉強は何がいいかとか
  悩み出すのが、
  この頃。
  今日紹介するのは
  そんな勉強気分満載のあなたに、
  もしかして私が一番その気になっていたりすのですが、
  とっておきの一冊、
  中野明さんの『ドラッカー流 最強の勉強法』。
  ドラッカーというのは
  マネジメントの神様、ピーター・ドラッカーのこと。
  さて、
  春からどんな勉強を始めますか。

  じゃあ、読もう。

  
sai.wingpen  一生勉強一生青春                   

 タイトルにも出てくる「ドラッカー」というのは、「マネジメントの父」とも呼ばれるピーター・ドラッカー(1909~2005)のことである。
 ドラッカーの著作は数多く出版されているし、読んだ人も、特にビジネスマンの多くは一度は手にしているのではないか、多いと思う。
 しかし、この本にある「勉強法」に関してまとまった著作がある訳ではない。
 著者の中野明氏がドラッカーの著作からこまめに「勉強」についての記述をすくいあげてまとめたのが、この本である。

 気になるワードとして「3カ月と3カ年勉強法」が出てくる。
 この本を読むきっかけになったのも、新聞に載っていたこの言葉だった。
 これは「3カ月間集中的に勉強する」テーマと「3カ年をスパンとする」長距離型の勉強を並行して行うということだ。
 私たちの勉強はついその場限りになってしまうことが多い。そうではなく、じっくりと腰を据えて勉強して、自分のものにしないといけないということだ。

 勉強するに際しては成果物を意識しないといけない。
 「プライベートな勉強で成果を上げようと思うと、厳しい自己管理が不可欠」だし、「目標と具体的な成果物を結び」つけないといけない、とこの本には記されている。
 ありがたいことに、この本では「目標の具体的な記し方」も載っている。
 特に趣味的な勉強になるほど「目標」や「成果物」を具体化しにくいだろうが、この本の記し方を参考にすればいい。

 勉強ということになれば働いている人にとって、勉強時間の確保は重要な問題である。
 ここでは「何をすべきか」ではなく「何をしないか」を決めることが大事であると書かれている。時間に余裕があればついあれもこれもと思ってしまう。そうではなく、「何をしないか」を決めることで、優先順位がおのずと決まってくるという。

 この本の「おわりに」で中野氏は「勉強に終わりなし」だし、「勉強テーマが人生を変えることもある」と記している。
 相田みつをの「一生勉強一生青春」という言葉を思い出した。
  
(2016/03/05 投稿)

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