今日から3月
 俳句の季語に
 「北窓開く」という
 美しい季語があります。
 冬の間閉ざしていた北側の窓が開いて
 春がやってくる。

    北窓をひらく誰かに会ふやうに     今井 杏太郎

 そして、3月11日には
 東日本大震災から5年となります。
 今回の「雑誌を歩く」は
 第154回直木賞発表号の
 「オール讀物」3月号(文藝春秋・980円)を
 紹介します。

  

 もちろん直木賞を受賞した
 青山文平さんの『つまをめとらば』も掲載されていますが、
 もう一つの特集として

   3・11から五年

 が組まれています・

 この特集では
 「震災の記憶を心に刻んで」と題された
 天童荒太さんと生島淳さんの対談が
 載っています。
 そのリード文。

   あの日から五年。
   悲しい記憶の風化を食い止めるために
   我々は何をすべきかー。

 いわゆる大衆誌と呼ばれる
 「オール讀物」がこういう企画をすることに
 とても大きな意味があると思います。
 特集ではその他に
 森絵都さんの「あの日以降に見聞きしたこと
 篠田節子さんと週刊文春記者の石垣篤志さんの
 「災害報道と小説の可能性」などが
 載っています。
 それに何よりも
 大矢博子さんの
 「作家は震災とどう向き合ったか - 3・11を描いた小説」は
 記録としても読みたい記事になっています。
 記事の最後には
 ブックリストもあって
 これから震災関係の小説を読みたいという読者には
 欠かせない記事です。

 お待たせしました。
 直木賞受賞青山文平さんの登場です。
 すでに受賞作である『つまをめとらば』は
 このブログでも紹介しましたが
 「オール讀物」では
 そのうちの3篇
 「つまをめとらば」「ひと夏」「逢対」が
 掲載されています。
 もちろん、
 選考委員による選評も載っています。
 受賞作で青山文平さんの好きななった読者には
 末國善己さんが「経験に裏打ちされた物語」という記事で
 青山文平さんの全作品を紹介しています。

 大衆誌と侮るなかれ。
 「オール讀物」、がんばっています。

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