プレゼント 書評こぼれ話

  私がJPIC読書アドバイザーの講習を受けていた頃
  専任講師の永江朗さんが
  この本のことを
  少し話していたことがある。
  題して
  『51歳からの読書術』。
  中高年向けの読書アドバイス本といえば
  いいのだろうか。
  副題は「ほんとうの読書は中年を過ぎてから」。
  私はこの本のタイトルよりも
  10歳も年を重ねてきたが
  もう少し早く読みたかったなぁ。
  まあ、それでも
  読書の時間を大幅にとれるなんて
  51歳ではまだまだできないだろうから
  今の私あたりがちょうどいいのかもしれない。
  生の永江朗さんは
  けっしてこの本に登場する作者のようには
  年を感じない。
  これも30分の歯磨きの賜物だろうか。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  中高年の読書を応援する本                   

 この本の著者略歴を読むと、「財団法人出版文化産業振興財団で読書アドヴァイザーを養成する講座の監修および専任講師を務める」とある。
 その講座を受講し、永江さんから講義や添削を受けた人間からすると、永江さんは実にやさしく丁寧に教えて下さった。
 一番驚いたのは、一回の歯磨きに30分をかけるということであったが、この本の中にも「歯磨き読書のすすめ」として推奨? している。
 歯磨きだけでなく、この本では少々傷んできた身体に関しての記述もある。
 それが目。
 タイトルのとおり「51歳」ともなれば誰しも老眼となる。永江さんの場合、加えて飛蚊症、白内障と目の老化に襲われて、たどり着いたところが「電子書籍は中高年の味方だ」。
 永江さんは最近の読書傾向からけっして若い人だけの読書離れを危惧しているのではなく、中高年の読書離れを気にされている。
 読書というのはこの本のとおり「51歳から」が(も)面白いのだが、やはり肉体的な衰え、特に目の負担が大きいのではないかと推測している。
 こういう時、文字の大きさを変えられる電子書籍が役に立つのだという。
 さにあらんや。

 その流れでいえば、「本を持ち歩く」という項目でも電子書籍が携帯にいいということも書いている。
 しかし、それよりももっといいのは「分冊化」ではなかろうか。
 この本では永江朗流「分冊化」のススメもちゃんと伝授されている。
 年をとれば、「本を持ち歩く」といっても大変なのだ。
 若い読者には理解されないかもしれないが、還暦を過ぎた私にはわかる。

 永江さんは1958年生まれ。還暦にはまだ少しあるが、中年になってから「いろんなことが楽になった」という。
 その一つが読書だ。
 「見栄や義務感でする読書」をやめて、「読みたいものを読んで、自由に感想をもち、ときには意見を述べる」。それがいいという。
 もう少し引用を続けると、「中年には中年なりの、若者にはまねできない読書がある。ご同輩たちよ、一緒に本を読もうではありませんか。」となる。
 その問いかけに、「はい」と応えたい。
  
(2016/04/16 投稿)

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