プレゼント 書評こぼれ話

  今日紹介するのは
  キャリア理論の本。
  J.D.クランボルツA.S.レヴィン
  『その幸運は偶然ではないんです!』。
  よく人は運がよかったとか悪かったとか
  口にしますが
  この本ではそれが偶然ではなく
  自身が呼び込んだ結果と教えています。
  書評では紹介できなかった
  「訳者あとがき」にこんな一節があります。

     オープン・マインドを持ち、
     自分の変化・成長のためにアクセルを踏み
     不確実な状況や偶然的に起こる事態に対して準備を行い
     とりあえず行動を起こしてみる

  赤字にした箇所は
  私が気になったところです。
  もしかしたら、
  何もできないのは
  できないのではなく
  何もしていないからかもしれません。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  待っていても何も変わらない                   

 友人からこの本を読めば生き方が変わると薦められた一冊。
 著者のクルンボルツとレヴィンは米国のキャリアカウンセリング理論者。
 「キャリア」という言葉は最近では広く浸透していますが、単に就職とか仕事という狭義的な意味でなく、人生そのものととらえる広義的な意味付けの方がいいと思いますが。その中で二人が注目したのが「プランド・ハプンスタンス・セオリー」です。
 これは「偶然の出来事は人のキャリアに大きな影響を及ぼし、かつ望ましいもの」とする理論です。
 「プランド・ハプンスタンス(Planned Happenstance)」というのは「計画された偶然」と訳されるようです。
 自分の人生を振り返ると、そのキャリアにおいて偶然がもたらしたものが多くあることに気づくはずです。
 しかし、その偶然をキャリアの機会として利用できるためには5つのスキルが必要だといいます。一つには「好奇心」、二つめが「持続性」、これは失敗しても続けていく力です、三つめが「柔軟性」、四つめが「楽観性」、最後が「冒険性」です。

 本書には米国の例ではありますが、たくさんのキャリアを生み出した事例が紹介されています。その様々な例が上記の5つのスキルと関連しあっていることに気がつくはずです。
 本書の冒頭に「人生には保証されているものは何ひとつありません。唯一確かなことは、何もしないでいる限り、どこにもたどり着かないということ」と記されています。
 その意味では「冒険性」というスキルが重要だとわかります。
 同じような言葉がほかにもあります。
 「失敗を恐れて何もしなければ、あなたの人生にどんな幸運も訪れてはくれません」。

 この本で紹介されている事例は運だけに頼ったものではありません。
 こうあります。
 「幸運は、ただ電話が鳴るのを待っているだけの人たちにはめったに起こらないものなのです」。
 もしかしたら、次の曲がり角の向こうに幸運が待っているかもしれない。そのためには歩き続けるしかないのです。

 私にこの本を勧めてくれた友人はきっとこう言いたかったのかもしれません。
 待っていても何も変わらない。勇気をもって、前に進め、と。
  
(2016/04/19 投稿)

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