プレゼント 書評こぼれ話

  昨日紹介した
  『その幸運は偶然ではないんです!』でもそうだが
  今自分を変えようと
  手探り状態です。
  還暦も過ぎて
  今さら自分を変えようなんてと
  思わないでもないのですが
  やはりいい人生の終盤を迎えるにあたって
  よりよい自分でいたいものです。
  そこで今日と明日
  二回にわたって
  今注目の心理学者アルフレッド・アドラー関連の本を
  紹介したいと思います。
  まず今日は
  向後千春さんの
  『人生の迷いが消えるアドラー心理学のススメ』。
  向後千春さんは
  アドラー心理学にも長けた
  早稲田大学の教授です。
  書評にも書きましたが
  自分を変えるための第一歩として
  「不完全な自分」を受け入れること。
  年をとるほど
  なかなか難しいことですが
  自分への戒めとして
  今日の記事は書きました。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  不完全な自分を受け入れる                   

 テレビは娯楽だけではない。時には教養だってある。
 NHKEテレで長年続いている番組に「100分de名著」という25分番組などはその最たる例だろう。
 毎月一冊25分×4回分、100分で、古今東西の名著を解説している。
 今年(2016年)の2月に放映されたのがアルフレッド・アドラーの『人生の意味の心理学』。講師は『嫌われる勇気』などの著作がある岸見一郎さんだった。
 アドラーという心理学者は全然知らなかったのだが、のっけから驚いた。
 私たちはよくあることの帰結を過去の原因に求めるが、アドラー心理学では帰結を求める目的があるのだという。
 つまり、その目的を変えれば、未来を変えられるというのだ。

 アドラーの心理学の本は現在書店では花ざかりだ。
 この本もそのうちの一冊だが、とても読みやすかった。
 アドラー心理学では「100分de名著」でも単に先ほどの目的論だけでなく、「課題の分離」や「共同体感覚」といったことが記されているのだが、その究極はいかにして幸せな生きることができるかがまとめられていると思えばいい。
 この本でも終盤、「私たちを幸せにするのは、収入ではなく、日々の充足感」と赤い色で記されている。
 つまり、その「充足感」をどのように手にいれたらいいのかを記した心理学であるといえる。

 この本で特に注目した章がある。
 それが「変わりたいのに変われない自分」という章で、上記の「目的論」を説明している章といっていい。
 いろんな言い訳をアドラーは「自己欺瞞」と呼んだというところから始まり、何故自己欺瞞してしまうのかを分析し、その解決方法を記している。
 解決方法を書いておくと、「不完全な自分を認め、受け入れること」とある。それができないから悩んでいるという人もいるだろうが、「自己嫌悪を感じてしまうということは、あなたがより良い自分を目指しているということの証拠」という言葉に勇気づけられて、「受け入れる」しかない。

 本書にはその他にも「イライラする自分」をどう抑制するか、「子育てに正解はあるのか」といった章もある。
 アドラーが果たして劇薬かどうか、自身の扱い次第だと思う。
  
(2016/04/20 投稿)

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