プレゼント 書評こぼれ話

  今日は
  はやしますみさんの『たんぼレストラン』という
  絵本を紹介します。
  書評の冒頭で
  田と畑の違いとか面積比、減少の原因とか
  書きましたが、
  こういうことは農業検定3級のテキストにも
  載っていますし、
  試験にも出ますよ。
  今思い出したのですが
  農業検定は菜園家だけの検定ではないので
  稲の栽培方法なんかも
  試験範囲なんですね。
  そりゃ農業検定だから
  稲を外す訳にはいかないですものね。
  私が子供の頃は
  たんぼ、たんぼと言っていましたから
  稲作農家でもあったわけです。
  その口ぐせが抜けきれないから、
  書評の冒頭のような
  恥ずかしい思いもするわけです。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  稲作文化の日本ならでは                   

 菜園で「うちの田んぼは・・・」なんて言って、冷たい視線をあびたことがある。
 田(田んぼ)は基本的には稲を栽培するところ、畑は野菜などを栽培するところとなっているので、菜園は畑と言うしかない。
 ちなみに日本の場合、田と畑の面積比は、平成20年の調査では、田54.4%、畑45.6%となっている。
 やはり日本は稲作文化なのだ。
 全国ベースでは田畑の合計は462万8,000haだという。けれど、宅地等への転用、耕作放棄等のかい廃などで減少傾向にあることはいうまでもない。

 この絵本はタイトルにある通り、田(たんぼ)の話だ。
 5月の今の季節なら田(たんぼ)には水がはられていることだろう。早い処では田植えが始まっているかもしれない。
 田(たんぼ)には様々な生き物がいる。
 農薬の影響でその姿をあまり見なくなったものたちもいるが、この絵本ではまだまだいっぱいいる。
 表紙の見返しにその生きものたちが描かれている。
 トノサマガエル、クサガメ、アメリカザリガニ、ゲンゴロウ、ミジンコ、イトトンボ・・・。
 最近ではなかなかお目にかかれない。

 もうすぐ春の田(たんぼ)。
 土の中ではカエルたちがまだ冬眠している。
 彼らは突然の大きな音で目を覚ます。「ざくり」。この音は何だ?
 農家さんが田(たんぼ)の耕作を始めた音。耕運機の爪がカエルたちのそばまで突き刺さっていく。
 土の中から虫たちがはい出て、鳥たちがそれをついばむ。
 「たんぼレストラン」の開店だ。

 そして、田(たんぼ)に水がはられる。
 水の中にもたくさん生き物がいて、ここでもカエルやつばめがやってきて、「いただきまーす」と大きな口を開けている。
 田植えが終われば、ザリガニもやってきて、またパクリ。
 空からは鳥がお客さまとしてやってくる。
 裏表紙の見返しには田(たんぼ)にやってくる動物や鳥たちが描かれている。
 モズ、モグラ、カルガモ、アカネズミ、ニホンザル・・・。

 稲が実ると、スズメたちがやってくる。
 田(たんぼ)は年中おお忙しいのレストランだったのです。
  
(2016/05/15 投稿)

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